女子サッカーの最高峰であるプレナスなでしこリーグ2014も、3月29日・30日からいよいよ開幕となりました。アルビレックス新潟レディースは三重・上野運動公園陸上競技場で伊賀ＦＣくノ一と対戦。会場は強く雨が降り、せっかくほころび始めた桜の花びらを濡らしていました。


新潟は昨年、皇后杯で強豪を次々と打ち破り、準優勝という結果をおさめましたが、リーグ戦では8位にとどまりました。皇后杯での手応えをベースに、今年はリーグ戦でもタイトル獲得を目標に闘っていきます。試合前には選手たちが円陣を組み、気合いを入れます。


試合はいきなり動きます。前半8分の右ＣＫを北原選手がヘディングでそらせるといいポジションを取っていた山崎選手がゴール。続く13分に小原選手からのクロスを再び山崎選手がファーサイドでヘディングで合わせると、17分には平井選手からの鋭い折り返しを三たび山崎選手が押し込む。なんと10分足らずで圧巻のハットトリックを達成してみせます。


今日は強い雨でピッチコンディションが悪かったこともあり、能仲監督からも相手ＤＦラインの裏のスペースを使っていくようにミーティングで話しがあったとのこと。スペースに入ったボールを山崎選手は精力的に追い、常に相手にプレッシャーをかけ続けていました。エースがいきなり結果を出して見せます（※左袖には先日ご逝去された澤村哲郎新潟県サッカー協会会長への哀悼をあらわす喪章を着用しました）。


試合は3得点を守り、手堅くゲームを進めた新潟が３－０と勝利。相手のシュートを3本に抑えるなど、守備も力強く対応していました。試合後は、わざわざ伊賀まで足を運んでくださったサポーターの皆様と、一緒に歓喜を分かち合いました。上々の滑り出しを果たしたアルビレックス新潟レディース。次節は4月5日（土）に新潟市陸上競技場で日テレ・ベレーザとホーム開幕戦を戦います。多くのサポーターの皆様のご来場、お待ちしています！