【フォト日記】新潟のサッカー
2014/6/15

2014FIFAワールドカップブラジルで日本代表が戦った本日は、新発田市五十公野公園陸上競技場でも熱い戦いが行われました。アルビレックス新潟レディースは岡山湯郷Belleを迎え、プレナスなでしこリーグ2014レギュラーシリーズ第9節を戦いました。

岡山はなでしこジャパンのキャプテン・宮間あや選手を擁し、鋭い攻撃が持ち味のチーム。対する新潟は、FWに大石選手、DFには高村選手を起用し、リーグ4連勝を狙いました。

試合は前半から一進一退の好ゲーム。着実にチームの完成度を高めている新潟は、この日も細かくパスをつないで岡山の守備網を突破し、ゴールを狙います。一方、岡山もサイドから精度の高い攻撃で確実にシュートにつなげ、緊張感のある時間が続きます。

後半も互いにチャンスがある展開。52分には右サイド深くに入り込んでクロスをゴール前に送り、阪口選手が詰めようとするもののわずかに届かず。一転してゴール前で与えたFKは、宮間選手の放ったシュートがポストを直撃するなど、スリリングな時間が続きます。

このままスコアレスドローかという予想が頭をよぎる中、チャンスをモノにしたのは新潟でした。右サイドから児玉選手がドリブルで侵入し、上尾野辺選手へ。上尾野辺選手はルックアップしてゴール前を確認すると、ゴール前にななめに走り込んでいた平井選手に絶妙なパス。思い切りよく振り抜いた平井選手のゴールがネットに突き刺さり、新潟が待望の先制点を85分に挙げます。

このまま試合終了かとも思われましたが、必死の反撃を試みる湯郷は、89分に中央を突破してFW有町選手へ。左足で放たれたシュートは、この日再三の好セーブを見せていた一谷選手が阻もうとしたものの、無情にもストップすることができずゴールへ。痛恨の失点で、岡山戦での勝利はこの日も果たすことができませんでした。

しかし強豪・岡山湯郷を相手にチャンスを多く作り出し、手応えが感じられる内容。能仲監督は、「自分たちのサッカーを前面に出して最後まで戦ってくれた。次につながる内容」と選手たちを称えていました。多くのご声援、ありがとうございました!