【フォト日記】クオリティー
2014/6/18

爽やかな風が吹き、緑のピッチがまぶしい中で行われたトレーニングは9時半から。柳下監督のもと、ボールを使ったメニューで厳しく追い込みました。トレーニング終了後、坪内選手がシャツを絞ると、汗が流れ出てきました。

ウオーミングアップでは4人1グループで、サイドチェンジのボールを送ってから素早くそのサイドに向かって寄せていくメニューを行いましたが、柳下監督は2グループをほどを終えてすぐに笛を鳴らし、「絵がない!」と指摘をしていました。

「漫然とやっても意味がない。状況を考えてプレーすれば、もっと違ったことができるはずだぞ」と続けていました。中断期間ではありますが、常に試合をイメージしたトレーニングで、感覚を磨いていきます。

メニューは続いてゴールを設置し、制限されたエリアの中で9vs9などの実戦的なメニューに移行しましたが、練習後に「いいトレーニングができた」と柳下監督が語るほど、質の高いものとなりました。

ペナルティエリアくらいの幅でもスペースと感じて裏を狙えるように、相手の裏を突く、スペースを作る動きに現在の新潟は取り組んでいますが、「背後に飛び出す動きがいくつか見られた」(柳下監督)。達也選手がゴールを量産すれば、岡本選手は質の高いプレーで得点だけではなく、アシストも決めていました。

クオリティーの高さを証明したのは、練習終盤は柳下監督から声が飛ぶ場面が少なくなったこと。「コンディションを上げるために」と、止めることなくプレーは続けられましたが、簡単なミスも少なく、選手たちはトレーニングをやり切っていました。このクオリティーを、維持し続けていきたいものです。