【フォト日記】「第1回2014がんばろう東北 SMILE PROJECT」の実施
2014/8/7

2012シーズンより東日本大震災復興支援事業として取り組んでいる「がんばろう東北SMILE PROJECT」、2014シーズンの第1回目を実施いたしました。
この活動は被災地域の子どもたちにホームゲームを通じて、元気や勇気、笑顔を届けることを目的としております。練習場所の確保が困難となった被災地域の子どもたちに、芝生の上で思い切りボールを蹴る楽しさを体感してもらい、スタジアムで感動し、Jリーガーへの夢や憧れを持ち続けてもらえるよう、サポーターの皆様やアルビレックス新潟選手会、そしてご協賛企業・団体様のご協力のもと取り組んでいる招待事業です。
今回は、岩手県久慈市から長内サッカースポーツ少年団と、久慈FCの2チーム、計48名を招待しました。

新潟に到着後、はじめに向かったのは新潟日報メディアシップ。新潟を一望できる展望台からデンカビッグスワンスタジアムや、越後平野を見て回りました。その後、クラブの歴史や記録を紹介するオールアルビレックスミュージアムでは、展示物を興味深そうに見たり、説明を熱心に聞いていました。

デンカビッグスワンスタジアム到着後は、スタジアム見学ツアーや、トップチーム選手とのハイタッチ、試合前ピッチ練習見学など貴重な体験をしました。はじめてとなる経験に興奮気味の子どもたちは、目を輝かせていました。

練習見学後は、メインスタンドにて試合観戦。新潟のサポーターとともに、ピッチで闘う選手たちを一生懸命応援していました。その想いも伝わり、チームはセレッソ戦を見事勝利で飾ることができました。

翌日は、新潟聖籠スポーツセンター・アルビレッジにてアルビレックス新潟ジュニアチームとの交流試合を実施。

大変暑い中でしたが、子どもたちは出せる力を最後まで出して、精一杯プレーしていました。

交流戦の後の閉会式では、急遽レディースチーム能仲監督に登場していただきました。能仲監督からは、「震災が起こった2011年、私はなでしこJAPANのテクニカルスタッフとして、2011 FIFA女子ワールドカップ出場を予定していました。当時、震災直後の大変な状況下で、出場しても良いものなのかと悩んでいましたが、被災された地域の方々からチームにたくさんの応援メッセージをもらいました。その時、私たちは勇気をもらい、出場する決意を固めることができました。今日この場を借りてみんなに『ありがとう』と言わせてください」と、メッセージをもらいました。

全員で記念に集合写真を一枚。

そして、楽しみにしていた選手との握手会とサイン会。リカバリーを終えたばかりの大井健太郎選手、田中亜土夢選手、舞行龍ジェームズ選手、小林裕紀選手がかけつけてくれました。子どもたちは思い思いの品に少し緊張しながらも、嬉しそうにサインをもらっていました。

握手会とサイン会の後は、長内サッカースポーツ少年団、久慈FCの両キャプテンから選手にお礼の挨拶をいただきました。長内サッカースポーツ少年団キャプテンからは、「今日は忙しい中、来ていただきありがとうございました。昨日の選手のみなさんのプレーを参考にして、これからの練習にいかしていきたいと思います。ありがとうございました」と挨拶をいただき、久慈FCキャプテンからも、「昨日の選手のみなさんのガッツあふれるプレーが心に残りました。僕たちも岩手でガッツあるプレーをして頑張りたいと思います。選手のみなさんもまた勝てるように頑張ってください。ありがとうございました」とお礼の言葉をもらいました。

最後に、選手を代表して大井キャプテンから、「短い時間でしたが、みんなと触れ合うことができて楽しかったです。自分はその時は選手としてではないかもしれないけど、コーチとして待っているので、サッカー選手を目指して頑張ってください。そして、サッカーができる環境を与えてくれている親や周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、元気にプレーしてください」と激励のメッセージをもらいました。
アルビレックス新潟では、今シーズン残り2回(第2回:8月16日~8月17日、第3回:10月17日~10月18日)、「がんばろう東北SMILE PROJECT」の実施を予定しています。
引き続き、ご協賛下さる企業、団体を募集しています。地域の皆様とクラブが一体となり、被災地域の子どもたちに笑顔を届ける当事業への積極的なご参加を心よりお待ちしております。(事業詳細はこちら)