【フォト日記】練習試合vs新潟医療福祉大&レディースvs千葉
2014/11/9
聖籠クラブハウスは雲がかかり、時おりパラリと雨が降る天候でしたが、新潟医療福祉大学さんとの練習試合には本当に多くのサポーターの皆様にお運びいただきました。心から御礼申し上げます。試合は11時からキックオフとなりました。
試合は残されたJ1リーグの3試合の出場に向けてアピールを狙う選手たちの気迫が前面に出た内容となりました。立ち上がりは丁寧にボールをつなぎ続けますが、前半23分にCKの流れから大井選手が口火を切るヘディングゴールを決めると、ゴールラッシュが続きます。
前半26分にはボランチで起用された加藤選手がスルスルとDFラインの裏に抜け出し、送られたボールを冷静に処理して叩き込むゴール。加藤選手は続く28分にも鈴木武蔵選手のゴールをアシストし、攻撃面で大きなインパクトを残しました。柳下監督も「今日はほとんどミスがなかった」と称賛し、加藤選手自身も「今日は楽しかった」と大きな手応えを感じているようです。
また、先日U-21韓国代表の選出を発表したミョンジェ選手は鋭いオーバーラップ、ジュフン選手は相手の攻撃の起点をきっちりと跳ね返す高さを披露してそれぞれ勝利に貢献。試合終了後は多くのサポーターの皆様からU-21韓国代表に向けて激励を送られていました。「がんばります!」と応えていた2人は、明日から韓国に合流します。
後半は選手も少し入れ替わりましたが、得点は重ね続けます。4分には成岡選手からのラストパスを受けた山本選手が豪快に叩き込んで健在をアピール。20分には指宿選手が、仕上げの39分には松原選手がそれぞれミドルシュートを決めて8-0と勝利しました。「全体的に動きは良かったし、いいプレーが多かったね」と柳下監督も目を細めていました。シーズンも終盤ですが、個々のレベルが確実に高まっていることが感じられた貴重なゲームとなりました。

一方、新潟市陸上競技場ではなでしこリーグエキサイティングシリーズ上位リーグ第8節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦が行われました。前回はアウェイで日テレに勝利を収めた新潟。連勝を狙い、ホームでの一戦に臨みます。

前半14分、新潟は大きなピンチを迎えます。相手FWにペナルティエリア内で決定的なシュートを打たれてしまいますが、ここはGK一谷選手が懸命に手を伸ばしてファインセーブ。気迫あふれるプレーで味方を鼓舞します。その後も相手にやや押し込まれる展開が続いたものの、チーム全体で粘り強く戦うことでピンチを未然に防いでいきます。

スコアレスで前半を折り返し、試合は後半へ。前半なかなかゴールに迫ることができなかった新潟ですが、57分にビッグチャンスが訪れます。自陣でボールを奪った小原選手が中央までボールを運ぶと、前線のティファニー選手に絶妙のスルーパス。反応したティファニー選手がドリブルで持ち上がり、落ち着いてシュートを決めて新潟が先制! これが決勝点となり、試合は1-0で新潟が勝利しました。

連勝を飾り、今回の勝利は自信につながったはずです。「(残り2試合あるが)負けるわけにはいかない。とにかく勝ち点を増やし、順位を上げていきたい」と試合後の小原選手のコメント。選手たちの気持ちはすでに次の岡山湯郷Belle戦に向かっています。ホームの声援を力に、次節も勝利を目指して戦っていきます。