【フォト日記】トレーニングゲーム&プレシーズンマッチ岡山戦
2015/2/11

17日間に及んだ高知・春野キャンプも今日が最終日。初日は雨に見舞われたものの、以後は期間を通じて天候も良く、素晴らしいコンディションの中でキャンプの目的であった体作りを行うことができました。

最終日となった本日はファジアーノ岡山とのトレーニングゲームが10時から、プレシーズンマッチが14時から行われました。会場には多くの高知のサッカーファンの皆様のほか、新潟、岡山のサポーターの皆様にもお運びいただきました。御礼申し上げます。

10時から行われたトレーニングゲームは、「ボールを失った瞬間から奪い返しに行く」という新潟の今シーズンさらに高めるスタイルが前面に出た形となりました。前線から指宿選手、達也選手が追い回し、中盤の加藤選手や小泉選手、あるいは最終ラインで大野選手が早い出足でインターセプトをする場面が多く見られます。

前半は達也選手が遠めの位置から狙うものの、なかなか決定機を作れなかった新潟ですが、後半はこの果敢なプレッシングからチャンスを作っていきます。相手GKの処理が短くなったところを拾った平松選手がシュート、ブロックされたところを達也選手がオーバーヘッド。さらに達也選手がDFラインの裏に抜け出してシュートを放つものの、ゴールはならず。

後半44分には達也選手がカットしたボールを左サイドの川口選手に展開。川口選手がサイドを突破してマイナスのクロスを入れ、再び達也選手が合わせたものの、わずかに左に外れてタイムアップ。0-0のスコアレスドローでトレーニングゲームは終了しました。

4,037人と多くのサポーターの皆さんにもご来場いただいたプレシーズンマッチは、DFコルテース選手やMFレオ シルバ選手や、FW山崎亮平選手らが出場。約200人の新潟サポーターも集結し、温かいコールを受けていました。

試合は立ち上がりから新潟がレオ シルバ選手、小林選手がボールを左右に展開し、攻撃の糸口を探るものの、ブロックを作った岡山の守備に、なかなか決定機を作れない展開。逆に岡山はカウンターから新潟ゴールに向かい、13分には処理を誤ったところを拾われ、先制点を許してしまいます。

同点に追いつきたい新潟は23分にはフリーキックの流れから相手DFのクリアが小さくなったところを舞行龍選手が切り返しから左足でシュート。続く29分にも小林選手のFKに混戦からボールがゴールに向かうものの、相手DFのクリアやGKのファインセーブに合い、ネットを揺らすことができません。

「DFラインの背後を狙っていくこと。もっと頻繁に出入りするように。もっともっと動けるぞ」とハーフタイムに柳下監督の檄を受けた選手たちは、後半、さらにボールを支配して岡山陣内に攻め入ります。後半途中に指宿選手、加藤選手が投入されると、さらに相手を押し込む展開に。コルテース選手の左からのクロスに、加藤選手が飛び込んでヘディングで狙いますが、これも相手GKの好守にはばまれどうしても得点が入りません。

相手を上回る12本のシュートを放ったものの、最後まで得点はならず。柳下監督は「ボールを保持してチャンスは作るけれども、ゴールを奪えない。今のところは昨年と同じ」と現状を受け止めていました。

その一方、「昨年とは違うボールの動かし方ができている。バタバタすることは少なくなっている」とも柳下監督は言及しました。新戦力が加わっての初めてのJクラブとのゲームは、課題も見つけられ、新しい新潟の潜在能力も垣間見える一戦になりました。これも収穫。次の清水キャンプでは、ひとつひとつクリアし、開幕に備えていきます。キャンプ期間中、高知の皆様には温かいおもてなしをいただきました。本日も温かいご声援をいただき、ありがとうございました!
