【フォト日記】TRGvs川崎フロンターレ
2015/2/21

今日は等々力陸上競技場で川崎フロンターレとのトレーニングゲームに臨んだトップチーム。会場には7000人を超える両チームのサポーターの方々が来場され、公式戦に近い雰囲気の中で実戦感覚を磨くことができました。

ゲームは45分×4本という形式で行われました。1本目は新潟のゴールラッシュとなり、鈴木選手のヘディングシュートを皮切りに5つのゴールが生まれました。ここでは加藤選手が2ゴールの大活躍。中盤から積極的に相手のゴール前のスペースに飛び出し、持ち前の運動量と技術の高さを存分に発揮していました。

2本目は川崎が攻勢を強め失点を重ねてしまいましたが、新潟も選手同士が連動しながらいい攻撃の形を作っていました。20分には鈴木選手のミドルシュートがクロスバーを直撃する惜しい場面も。スコアは0-5となったものの、決してネガティブな内容ばかりではありませんでした。

1本目と2本目でキャプテンマークを巻いたのは成岡選手。1本目の35分にはペナルティエリア外にこぼれた浮き球のボールをダイレクトでゴールに蹴り込む圧巻のプレーを見せていました。守備でも厳しく相手に体を寄せていくシーンが目立ち、攻守においてチームを引っ張っていました。

3、4本目はメンバーを大きく入れ替えて臨みました。3本目は開始早々にいきなり大きなピンチを迎える展開となりましたが、GK守田選手がファインセーブでチームを救います。「ギリギリのところで触ることができた。キャンプでの厳しいトレーニングの成果が出たと思う」とゲーム後に話していた守田選手。出場した90分間は無失点に抑える活躍で、開幕に向けて自信につながるゲームとなったはずです。

攻撃においても、キャンプの成果は現れています。3本目の34分、ラファエル選手のスルーパスに達也選手が反応し、GKとの一対一を冷静に決めてゴール。2トップの連携からすばらしいゴールが生まれ、達也選手は「練習から意識しているプレーが出せた」と得点シーンを振り返っていました。課題もあったとのことですが、残りの期間でより理想の形に近づけていきたいところです。

4本目開始時、ゴール裏からはチームに向けて大きな声援が送られていたのが印象的でした。声援を受け、選手たちもより一層モチベーションが高まったはずです。サポーターの皆様、今日は会場に足を運んでいただきありがとうございました。開幕戦でも熱いご声援をよろしくお願いします。

今回はチーム始動後初のJ1クラブを相手にしたゲームとなり、チームの現在地を確かめるための貴重な機会となりました。開幕まで約二週間、ここで得た経験を大切にしながら、まずは残り一週間となったキャンプを最後までやり抜くことに集中します。