【フォト日記】清水キャンプ後半戦
2015/2/23

2月21日の川崎戦後、オフを取って体をしっかり休めた選手たちは今日から清水キャンプの後半戦に入りました。山の稜線もハッキリと見える快晴となった本日は、午前、午後の二部練習が課せられました。

午前のトレーニングで選手たちを待っていたのはサーキットトレーニング。今回は10種目が設定されたサーキットメニューを、「それぞれ4回やって欲しい」と話したトゥッコフィジカルコーチは、テーマが“スピードとパワー”にあることを告げます。

また、トレーニングの冒頭には柳下監督も、「サッカーでもウォーミングアップでも、そうだが、正確にやろう。できていない人は正確にやることを意識しないとどんどん差が付いていく」と高い意識を求めていました。バーバルを担いでのスクワットやジャンプなどを行った後に、絶妙な距離に設定されたバーやフープをクリアしようと、選手たちは体を目いっぱいに使ってサイドステップなどを行っていました。

選手たちが悲鳴を上げたのは3人をゴムチューブでつなぎ、真ん中の選手はどちらかにタッチしようと動き、両端の選手は引っ張ったり、横に動いたりして真ん中の選手を振ろうとするメニュー。予測できない力が真ん中の選手にはかかり、踏ん張ろうと歯を食いしばります。

中にはたまらず転倒してしまう選手もいましたが、トゥッコフィジカルコーチは「そうそう、それでいい! 早く起きて! 端の選手はもっと引っ張って!」と続けさせます。時間にして10数秒ですが、ひとつひとつが終わるとヒザに手をつく選手が続出しました。

午後はボールを使ったトレーニング。ウォーミングアップの後、3分の1ほどのピッチを使っての12vs12では、中央部分にマーカーを置き、前と後ろで区分けをしました。最初は「守備の選手だけ、1人がマーカーを越えてボールを取りに行っていい」と、はさみ込む守備の対応を意識させます。

12vs12は続いて「攻撃・守備とも一人がマーカーを越えていい」という条件に。これにより、守備は人数をかけて奪いきり、攻撃はサポートに入って数的優位を作るということが意識づけされました。練習試合・川崎戦では3、4本目に出場した平松選手も、よく戻ってボール保持者にプレッシャーをかけるなど守備で奮闘をしていました。

川崎戦を受けて柳下監督は、「今までやっていることをもっと正確に、責任感を持つことが大事」と言及。キャンプの最終週は練習試合(非公開)も行い、ゲームを通して個々の役割を遂行することを求め、チームの呼吸を合わせていきます。