【フォト日記】次こそ勝利を&レディースも再開!
2015/7/12

鹿島戦は優勢にゲームを進めながらも、最終盤で逆転を許してしまい、非常に悔やまれる一戦となりました。苦い経験を無駄にしないためにも、今回の反省をFC東京戦に活かしていかなければなりません。

「90分はすばらしいゲームをしている。勝ち切るために、残り5分を見てくれ」と選手に伝えたという柳下監督。最後の5分間を振り返るのは気持ちの部分でつらさも大きいでしょうが、真正面から向き合っていくことを求めていました。終了間際までは、相手を上回るサッカーを見せていた新潟。それを結果につなげていくために、しっかりと引き締め直していきます。

今日の練習では、2グループに分かれて汗を流していた選手たち。昨日スタメンだったメンバーはリカバリーメニューとなり、体力を回復していくことに集中していました。

トレーニング組は少人数となりましたが、選手同士で声を掛け合いながら活気あるムードを作っていました。強い日差しが照りつける中でも動きを落とすことなく、最後まで質の高いトレーニングが行われていました。チームが勝つためにベストを尽くしていこうという気持ちは、全員が同じです。

ポジティブな要素もたくさんあった昨日のゲーム。「みんなで同じ絵を描くことができていた」と柳下監督も振り返っていました。決してぶれることなく、前を向いて次への準備を進めていきます。
また、本日はFIFA女子ワールドカップカナダ2015のため、中断していたプレナスなでしこリーグ2015が再開しました。アルビレックス新潟レディースは、十日町当間多目的グラウンドクロアチアピッチで、ベガルタ仙台レディースとの対戦となりました。
高地にある当間高原でありながら、気温が30度を超える真夏日となりましたが、クロアチアピッチには1,000人を超える多くの方々にご来場いただき心から御礼申し上げます。FIFA女子ワールドカップの準優勝に貢献した上尾野辺めぐみ選手、北原佳奈選手、そして新潟市出身であるベガルタ仙台レディースの川村優理選手には、試合前に十日町市、そして新潟市から花束贈呈や表彰が行われ、ご来場の皆様から温かい拍手を頂戴しました。
しかし祝福ムードはここまで。試合が始まると、ともに勝利を目指す両チームの選手が球際を競い合う激しいゲームとなりました。新潟は立ち上がり、仙台ゴールを攻めあぐねると、19分にFKから川村選手に決められ失点。しかし、25分にはこの日ボランチに入った山田選手から小原選手のスピードを活かすDFライン裏へのパス。勢いよく走り込んだ小原選手がクロスを入れると、素晴らしい動き出しでDFを外していた佐伯選手が右足を振り抜き、豪快な一撃で同点に追いつきます!
その後も仙台ゴールを攻め立てる新潟は佐伯選手が相手GKと1対1の場面を迎えるなど、決定機を多く作ります。しかしこれを決められずにいると、折り返した後半早々の51分、リスタートでフッと緊張が途切れたところを仙台に決められて突き放されてしまいました。
再開初戦を勝利で飾りたい新潟は後半に阪口選手、山崎選手をピッチへ。両選手とも仙台ゴールを脅かしますが、再び仙台のゴールネットを揺らすことができず。残念ながら勝利で飾ることはできませんでした。しかし後半戦は息をつかせる間もなくやってきます。得点を決めた佐伯選手も「やることははっきりしている。切り替えて、次こそ勝ち点3を取りたい」と意気込んでいました。本日は暑い中、最後まで応援ありがとうございました。