【フォト日記】質は高く&上位リーグ進出!
2015/9/22

オフ明け初日の今日は2部練習が予定されていましたが、急きょ予定が変更になり、午前のトレーニングのみとなりました。時間は短くなりましたが、その分練習の密度にはしっかりとこだわって取り組んでいきます。

ウォーミングアップのパス交換からピッチには引き締まった空気が漂い、トゥッココーチが「強いパスを!」と大きな声で指示を飛ばしていました。シンプルな動きの中でも、選手たちは実際のゲームで通用するパスを心掛け、一本一本丁寧に取り組んでいました。

今日はポゼッション練習と7vs7が中心となっていました。1タッチという制限の中でも選手たちはうまくボールを動かしており、柳下監督も「うまくなってるよ。ボールを持っていない人が動きながらプレーしているときはチャンスを作れているし、ミスも少なくなっている」と練習後に話していました。これまで継続してきたものが、しっかりと実を結んできています。

動きながらプレーしていく上で、今日のトレーニングでも強調されていたのが選手同士の距離感。「攻撃はサポートの距離で、守備はマーキングの距離。距離感がよければ、一番いいプレーができる」と柳下監督は話していましたが、これについても何度も繰り返しながら、体に染み込ませていきます。

前節はきっちりと結果を残しましたが、もっと向上させていける部分は間違いなくあるはず。選手たちは妥協することなく、より高いクオリティを目指して努力を重ねていきます。

明日は9時半からのトレーニングとなります。川崎戦で勝ち点3を取ることに意識を集中させ、準備していきます。

そして本日は15時から五十公野公園陸上競技場で2015プレナスなでしこリーグ・ASエルフェン埼玉戦が行われました。レギュラーシリーズのホームゲーム最終戦。新潟はこの試合でエキサイティングシリーズ上位リーグ進出を決めるため、強い決意で臨んでいました。

立ち上がりからアグレッシブなプレッシングでエルフェン埼玉に襲いかかる新潟は、次々とボールを奪取するものの、なかなか最後の呼吸が合わず得点には至りません。しかし、ドローに終わった前節・高槻戦の教訓を胸に戦うチームは焦ることなくポジション変更なども行い修正。後半立ち上がりに山田選手のスルーパスを山崎選手が流し込み、先制点を挙げます。

すると続いて56分には上尾野辺選手からのパスをゴール前で受けた大石選手が胸トラップから左足のボレーシュートで決める追加点。前線からのプレッシャーで上尾野辺選手がボールを奪った瞬間、大石選手は前線で絶妙な動き出しを見せていました。「お互いのことを分かっている」(大石選手)“あうんの呼吸”が生んだ素晴らしいゴールで新潟が埼玉を突き放します。

新潟はその後も豊富な運動量でゲームを支配。試合終了間際には上尾野辺選手から大石選手に。大石選手が余裕を持ってゴール前に送ったラストパスを再び山崎選手が蹴り込むダメ押し点で、完勝の幕を閉じました。

埼玉戦の勝利と他会場の結果により、新潟はレギュラーシリーズの6位以上が確定。レギュラーシリーズ終了後に行われるエキサイティングシリーズで上位リーグに進出することが決定しました。「自分たちの目標はタイトル。エキサイティングシリーズも全勝すればタイトルは取れる」と山田選手は語りましたが、それはレディース全選手の総意でもあります。まずは27日のレギュラーシリーズ最終戦・アウェイ伊賀戦の勝利を目指して、一丸となって戦っていきます。今日は熱い応援ありがとうございました!