【フォト日記】次の準備を&エキサイティングシリーズ開幕
2015/10/12

ナビスコカップの戦いは悔しさとともに幕を閉じる結果となりましたが、まだまだ重要な戦いは続いていきます。プロとして気持ちを切り替え、次のゲームに向かっていかなければなりません。今日は11時からリカバリー、トレーニングを行い、選手たちは今すべきことに意識を向けていました。

あさってには天皇杯徳島戦が迫っているトップチーム。短いスパンでの試合が続くため、総力戦となります。勝ち上がっていくためには、全員が最善の準備をしていくことが必要不可欠。GK黒河選手も、「(徳島戦まで)時間はないが、気持ちをしっかり作って、目の前の試合を集中して戦っていくだけ」と強調していました。

選手たちはそれぞれビデオなどで徳島のプレーを見て、試合のイメージを高めています。「前にフィジカルの強い選手がいる。相手は気持ちも入っているだろうし、勢いを持って来ると思うが、こっちも受けずにやりたい」と話していたのは酒井選手。11vs11のトレーニングでも、力強い守備を見せてくれていました。出番が来れば、自分の仕事をやり切るだけです。

明日は非公開でのトレーニングとなります。フィジカル、メンタルをきっちりと仕上げ、戦いに備えていきます。

また今日はなでしこリーグエキサイティングシリーズ上位リーグ第1節が開催され、アルビレックス新潟レディースはデンカビッグスワンスタジアムで浦和レッズレディースと対戦しました。逆転優勝のために、何としてでも勝利が欲しい一戦。選手たちは、ホームの声援とともにゲームに臨みました。

立ち上がりから浦和がボールを持つ時間が長くなってはいたものの、積極的な前からのプレスで相手を苦しめていく新潟。高い位置でボールを奪い、自分たちの速い攻撃につなげていきます。スコアが動いたのは開始早々の7分、上尾野辺選手のスルーパスに反応した山崎選手が裏のスペースに抜け出し、「無心で撃った」というシュートは、そのままゴールネットへ。新潟が幸先よく先制に成功します!

このゴールが、新潟を勢いをさらに加速させていきます。10分後、上尾野辺選手が相手陣内深くインターセプトに成功すると、そのまま左足で決めて2-0に。36分には渡辺選手のロングパスから上尾野辺選手がゴール前まで迫ると、冷静に相手をかわしてこの日2点目となるゴール。守備でも相手のシュートを0に抑え、3点リードで前半を終えます。

後半はやや浦和に押し込まれる展開にはなったものの、全体で集中した守備を続けることでほとんど決定機を作らせません。終了間際の89分に1点を返されはしましたが、最後まで危なげなくゲームを進め、3-1で快勝。ホームで貴重な勝ち点3を手にすることができました!

選手たちの勝利への思いの強さが感じられた今日のゲーム。2ゴール1アシストと大車輪の活躍を見せた上尾野辺選手も、「(優勝に向けて)チームとして力を入れて戦えた」と90分間を振り返っていました。頂点を目指し、次も全員で勝利を狙っていきます。今日はたくさんのご声援ありがとうございました!