【フォト日記】皇后杯決勝・INAC神戸戦

2015/12/27
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準決勝から中3日。皇后杯第37回全日本女子サッカー選手権大会の舞台は再び等々力陸上競技場でした。準決勝と同じ快晴に恵まれた頂上決戦は、来場者数20,379人。皇后杯の史上最多来場者数を更新する多くの皆様に足を運んでいただきました。

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新潟は準決勝・日テレ・ベレーザを倒した布陣と同じメンバーで能仲監督は臨みます。GKには日テレとのPK戦で3本をストップした福村選手、また右サイドバックには左山選手が入り、強力な個に対抗をしていました。

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試合は立ち上がり、新潟ペースとなるものの、徐々にINACが圧力をかけ、新潟を押し込んでいきます。高瀬選手らがDFラインの背後を突き、ラインを下げるとサイドからのクロスなどで決定機を作り出そうとします。前半、二度ほど相手に抜け出されるものの、シュートは福村選手がストップ。全員でかき出しゴールを許しません。

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新潟は、変わることなく前線からのプレッシングとハードワークで対抗。ボールを奪ってはショートカウンターと遅攻を使い分け、INACゴールを脅かします。右サイドバックに入った左山選手は果敢なオーバーラップからクロスも放っていきます。

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後半、左サイドでボールを受けた山崎選手がドリブルで仕掛けて左足でクロス。佐伯選手が合わせようとするもののこれは惜しくも合わず! しかし神戸が徐々に前への圧力が弱まるのに対して、新潟は運動量で上回り、決定機まであとわずかという場面が増えてきます。このままいけば、という流れを新潟サポーターも含めて感じていました。

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しかし、相手のカウンターから許した78分のPK。ゴール前に入れられたボールを澤選手に高い打点で決められ、ついに失点を許してしまいます。

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同点に追いつきたい新潟はタテを積極的に突いてチャンスを得ていきます。試合終了間際には途中出場で入った左足のスペシャリスト、渡辺選手のクロスを上尾野辺選手が狙う場面もありましたが、惜しくもゴールの上。無情にもホイッスルが鳴り、新潟はクラブ史上初のタイトル獲得を逃すこととなりました。

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優勝という栄冠には届かなかったものの、監督、選手たちの口から聞こえたのは「過去3回の皇后杯決勝での戦いで、一番自分たちらしさを出せた」ということ。とても新潟らしい、ハードワークして粘り強いサッカーでした。我々もチーム・スタッフを誇りに思います。

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早くも次の目標を掲げる選手たちもいました。今年成し遂げることができなかったタイトル獲得を今度こそ。今日は本当に応援ありがとうございました。力強い応援、選手たちの胸に響きました。またよろしくお願い申し上げます!

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※新潟日報メディアシップでは、新潟日報社のご協力によりパブリックビューイングも開催されました。約300人と多くの皆様にご来場いただき、試合終了後は温かい拍手も送っていただきました。新潟から勝利を祈って応援していただいた皆様にも御礼申し上げます。


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