【フォト日記】高知にも雪!
2016/1/19
2日目となった高知キャンプですが、朝から高知市内は「高知では本当に珍しい」と地元の方々も驚く雪がシンシンと降る天候でした。車にも5cmほどの積雪が認められました。
トレーニング会場となっている春野総合運動公園陸上競技場も緑のピッチを覆う白い雪。まるで新潟のような景色に、吉田監督も「ビックリですね」と感想を漏らしていました。
急きょ近隣の高知県立体育館をお借りして行われた午前のトレーニングでは、まずマットが敷かれ体幹を鍛えるメニューが行われました。これは新潟での屋内トレーニングでも盛り込まれていましたが、「ゆっくりでもいいから、正しい姿勢を意識して」とコーチから声がかけられ、静かな中でも熱のこもった時間が過ぎていきました。
吉田監督が声をかけて選手たちに課したのは、体育館のフロアに設置されたコーンを、ボールを持った攻撃側に先に触られないよう、守備側のグループがカバーをしていくもの。守備側が先に触っていれば攻撃側は違うコーンを目指し、守備側は限られた人数で上手く連携しながら先回りしていきます。攻守が入れ替わって多くコーンに触った数が競われ、体育館の中は歓声が上がるほどでした(笑)。
午後にかけても時おり雪は降っていたものの、15時のトレーニング開始時間前には春野総合運動公園陸上競技場のピッチに雪はなし。高知の温暖な気候とともに、春野運動公園スタッフの皆様が除雪作業を買って出てくださり、きれいなピッチコンディションを整えていただきました。ご協力に心から感謝申し上げます。
ところが練習が始まると、競技場には再び雪が本降りとなります。新潟と見間違えるような風景ですが、チームは練習を続行。大野選手や増田選手が「さぁ行こうぜ!」と率先して大きな声を出し、全体を盛り上げていました。
新潟の練習も含めてもまだ4日目。吉田監督が指揮を執る日々のトレーニングのリズムは、これから体になじませていくものでしょうが、パス&コントロールでは「ここはゆっくり、そこはテンポよく行こう!」と緩急を意識させる指示にも即座に反応するなど、選手たちもまずは実践を試みる意識が出ていました。
最後に行われたのは今日もゲーム形式のトレーニングが行われました。「特に制限はしていません。『こういう陣形で守備をしよう』と言っただけ」と吉田監督。雪のために午前と午後のトレーニング内容は当初予定とは異なったそうですが、「予習と復習が逆になりましたけれど、やってみて整理すればいい」と問題にはしていませんでした。
「選手たちはやろうとしています。今はできないのではなく、道筋が見えないだけだから、すごくポジティブです。必ず見えてくるはずですし、こちらが言うだけではなく、『いい』『悪い』が自分たちでジャッジできるようになるはず」。改めて選手たちの取り組みの姿勢を評価するとともに、継続により高めていくことを強調していました。トレーニングは明日も二部練習が予定されています。
