【フォト日記】意欲的な挑戦

2016/1/20
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3日目となった高知キャンプ。チームが宿泊しているホテルは高知市内にありますが、練習場所となる春野総合運動公園陸上競技場はトンネルを通過した山の中腹に位置しています。「トンネルを抜けると…」ではありませんが、ピッチにはまだ白い雪が残っていました。

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練習前には監督・コーチングスタッフがトンボなどで最低限のエリアを除雪作業。選手たちはウォーミングアップでセンターサークルをなぞるようランニングをして、雪を踏み融かしていました。これも高知ではあまりない風景ですね。

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ウォーミングアップに続いて行われるポゼッション。筑波大学から新加入の早川史哉選手は左右両足を扱って正確にボールをつないでいました。基本技術の高さはアカデミー時代から際立っていましたが、落ち着きはさらに磨かれた印象。ボールの置きどころにも気を配っていることが分かります。

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ここからフィールドの選手たちは3つのグループに分かれ、1グループは吉田監督のもとで守備時における守備の確認。ピッと笛を鳴らすと、吉田監督は「行こう行こう! もっともっと!!」と普段の穏やかな口調からは想像できない大きな声で選手たちを鼓舞していました。

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練習後の報道陣との取材対応で「パワーを出して爆発的に動かすことが必要だったので」と意図を説明した吉田監督は、選手たちから出るコーチングについては、「相手がいれば声も出ると思いますし、『やることが分かっている』という確信、整理がされれば出ていくもの」と話し、現状を冷静に見ていました。ただ、「ベースとしてそれほど声が出る方ではない」と客観視し、「そういうテンションは燃やしていかないといけないと話しています」と今後を見すえています。

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午後のトレーニングもグループに分かれ、守備は動きを確認していました。吉田監督はひとつの動きを確認すると、対じする選手の数をひとりずつ増やしながら、ポイントを積み重ねていきます。「形をいくつか持っておいた方がというところがありました。ベーシックな確認です」と話します。

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新潟が今季取り組もうとしているやり方は、2015シーズンまでと大枠の部分に手を加えるもの。ただ、それは従来とまったく変わるということではありません。「大枠の中で、ボールを奪いに行ったりはこれまで築き上げたものがある」と吉田監督。アグレッシブな新潟の土台に、新しいものを築くチャレンジです。

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「これまでを壊すということではなく、『こういうものを作っていこう』と先を見ながら今はやっています。これも、『自分たちの心地いい方法を見つけていこう』と話している」。実際、トレーニングの合い間や終了後に選手たちと監督・コーチングスタッフがコミュニケーションを取る姿が多く見られました。新しい新潟を作り上げる意欲的な挑戦が、始まっています。

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