【フォト日記】パワー&なでしこリーグ開幕に向け
2016/3/15

今日は実戦形式を中心に、運動量を上げながらトレーニングに取り組んでいた選手たち。「戦術的な要素もありましたが、『今日は走れ』と伝えました」と吉田監督も話していましたが、ピッチサイドに聞こえてくる選手の息づかいからも、練習のハードさが伝わってきました。

最初のセットからエンジン全開で、足を止めることなくプレーしていた田中選手。前線のメンバー争いも激しくなっていますが、「自分のポジションだけでなく、ディフェンスの選手にも負けたくないという気持ちでやっている」と、闘志をみなぎらせています。一対一の仕掛けや前からの果敢なチェイシングを見ても、かなりの気迫が伝わってきました。

酒井選手も強靭なフィジカルを活かした突破からゴールを決めるなど、持ち味を見せていました。出場時間を伸ばし、チームの力になっていきたいという思いは強くなっているのは間違いないでしょう。柏戦に向け、トレーニングからアピールしていきます。

消耗は大きかったと思いますが、最後の最後まで集中が途切れることはありませんでした。そこにこだわっていくことで、終盤の苦しい時間帯でも、チーム全体で相手を上回るプレーを出していけるはずです。

球際のぶつかり合いでも、力強い攻防を見せていた選手たち。新潟らしいパワーのあるサッカーをビッグスワンのピッチで表現しようと、練習から気合十分です。勝利のために、明日からも引き続き努力を重ねていきます。

プレナスなでしこリーグ開幕まであと2週間余りを迎えたレディースは、先週の土曜日、トップチームホーム開幕戦において告知活動を行いました。告知活動前には、なでしこリーグ主催のルール講習会を実施し、プレー中の映像を利用しながら、クイズ形式で解答しました。自信をもって回答できるものもあれば、「これどうだろう?」と少し首をかしげるものもあり、みんなで正しいルールを確認しながら、共通認識をもつことができました。


ルール講習会後は、Eゲート広場前へ場所を移し、今年のレディースポスターと同じデザインのチラシをデンカビッグスワンにお越しくださったサポーターの皆様へ配布いたしました。その際、「応援してるよ!」「今年も行くからね!」「皇后杯見ましたよ!」などいろいろな声をかけてくださり、開幕に向けてパワーを蓄えました。


そして、昨日3月14日(月)の午後、JFAハウスにおいて開幕記者会見が行われました。辛島監督、中村キャプテンともなでしこリーグの会見は初めてのため、少し緊張した感じでしたが、中村キャプテンからは「昨シーズンの皇后杯準優勝という悔しさを糧に、タイトル獲得を目指す中で、全員が日々成長できるように頑張っていきたいと思います。」と抱負が述べられ、辛島監督からは「新潟は冬季は厳しい環境でトレーニングしていることもあり、ひたむきさとハードワークを売りにチーム一丸となり毎試合良い試合ができるように頑張ってやっていきたいと思います。一年間よろしくお願いいたします」と挨拶がありました。
また、今回リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得できませんでしたが、日本女子サッカーのさらなる発展のためには、国内リーグ最高峰であるなでしこリーグで、激しさの中でのクリーンなプレー、選手個々・チームそれぞれが高い意識を持ち、年間を通じて戦うことがとても大切です。各チームの抱負はもちろんのこと、フォトセッションやメディアのインタビューに答えている様子を見ていると、いよいよリーグが開幕することを実感しているようでした。

会見後、中村キャプテンからは、あとリーグ開幕まで2週間となり、チームも試合形式の実戦を重ねながら、プレーの共通理解を深め、守備もさることながら、より攻撃的なサッカーを表現したいということ。キャプテンとしてバックラインから攻撃へ押し上げていきたいと、強い気持ちを語ってくれました。

プレナスなでしこリーグは3月26日開幕。アルビレックス新潟レディースは3月27日(日)ホーム、デンカビッグスワンスタジアムに岡山湯郷Belleを迎えます。攻守ともにアグレッシブなプレーにチャレンジしたいと思います。トップチームナビスコカップ鳥栖戦とダブルヘッダー開催で11:30キックオフとなります。ぜひ2試合とも、戦う選手たちに熱いエールを送ってください。