【フォト日記】貫いた戦い
2016/11/12

今日は天皇杯第96回全日本サッカー選手権大会、横浜F・マリノス戦が日産スタジアムで行なわれました。スタンドでは2,300人もの新潟サポーターがいつもと変わらずホームの雰囲気を作ります。
15時にキックオフを迎えたゲームの主導権は新潟が握ります。鈴木選手、田中選手を最前線に据えたフォーメーションは、序盤からアグレッシブに攻撃を仕掛けていく気持ちが伝わります。
両ツートップが執拗に相手守備陣へプレッシングをかけていき、連動した守備が展開されると次々に相手ボールをものにします。すぐさまショートカウンターをしかけ相手ゴールを脅かし、前半だけで10本ものシュートを打ち込みますがゴールを割ることは出来ずにいます。
危機的な場面も舞行龍選手を中心にそつなく回避し、門番である守田選手も安定したパフォーマンスを見せました。
後半に入ると「相手守備陣が4バックに陣形を整えた」と片渕監督が語るように、新潟の消耗もあってなかなか敵陣に攻め込めません。それでもレオ選手が中央突破をしかけるなど、勝利を目指してピッチを駆け回ります。
延長も視野に入ってきた後半ロスタイム。相手にフリーキックを沈められ痛恨の失点を喫しました。反撃するには時間が少なくそのままタイムアップ。新潟の栄冠を目指した戦いは4回戦で幕を閉じ、同時に今季の全日程を終えることとなりました。
試合結果こそ受け止めなければいけないものですが、「自分たちらしさ、新潟らしさを出すことができた」と野津田選手が言えば、鈴木選手も「自分たちらしくやっていこうと試合に入った」と本当に楽しそうにサッカーに取り組んでいる姿勢が見えました。泥臭く最後まで諦めず走りきる、まさに新潟を体現してくれたと思います。
今シーズンは本当に苦しい戦いが続きました。選手たちはサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちを現してくれていますが、一方で来年への躍進も力強く語ってくれています。ぜひ来年こそは、ビッグスワンでの歓喜をともに迎えましょう。一年間の温かいサポートに感謝を申し上げますとともに、来季もアルビレックス新潟へのご声援をよろしくお願い申し上げます。