【フォト日記】練習試合vs台湾代表&レディースチーム始動
2017/1/25
フィジカルを中心とした台湾キャンプも大詰め。今日は台湾代表とのトレーニングゲームが、高雄国際体育場で14:30から開催されました。スタジアムには今回も多くのサッカーファン・サポーターの皆様、そして新潟のユニフォームを着用したサポーターの皆様にご来場いただきました。素晴らしい雰囲気を作っていただき心から感謝申し上げます。
試合は45分×2、30分×1の形式で行われました。1本目。新潟は立ち上がりボールを持つと、“ゴールのための優先順位の高いものから考える”テーマを持ちながら、相手DFの裏を狙っていきます。ところが、5分に自陣で処理を誤るとそのまま相手に運ばれ、シュートを決められ思わぬ先制点を許してしまいます。
激しく対人でもファイトしてくる台湾代表になかなか決定的な形を最初は作れなかった新潟ですが、徐々にボールを動かし相手を揺さぶっていきます。15分には左サイドから中央に展開してジャン選手のミドルシュート。ジャン選手は24分にもミドルシュートでゴールを狙います。
さらに右サイドでチャンスを作ると、矢野選手がスペースに走り込んだジャン選手にパス。ゴールラインぎりぎりで上げたクロスに、中央で反応したのはホニ選手! ダイビングヘッドが決まり、新潟は同点に追いつきます。
その後もボールは持つ新潟ですが、決定力を欠くと、38分にはカウンターから相手のクロスが富澤選手の手に当たってPKに。これを決められ、1本目は1-2で終了します。
2本目はメンバーを大きく入れ替えた新潟。8分にはこの日は左サイドで起用された森選手が深くまで侵入してマイナスのクロスを入れると、酒井選手が右足で合わせてゴール。グッと右手をにぎるポーズが印象的な酒井選手の喜びでした。
新潟はその後もゴールを狙ったものの、台湾代表のファイトも素晴らしく最後までスコアは動かず2-2のドロー。しかし、3本目には体調不良もあり全体から少し遅れていたチアゴ選手、川口選手、長谷川選手もプレーをし、復調をアピールしていました。
「攻撃は優先順位を判断しながら、落ち着くところをみつけることを選手たちに話していたけれど、なかなか3本とも見つけられなかった印象。こちらからも言いはしませんでしたが、もっと精度を上げていかないといけない」と三浦監督。また、失点の場面については、「少しイージー。技術的なミスはトライ&エラーでやっていけばいいけれど、気持ちのミスは引き締めないといけない。それが本番で出てはいけない」ときっぱりと言いました。そうした面も含めて多くの収穫があったトレーニングゲームでした。チームは明日午前にトレーニングを行って、台湾キャンプを打ち上げます。

一方の新潟は寒さ厳しい日が続きます。そんな寒さも吹き飛ばす決意をもって、今日はアルビレックス新潟レディースが始動しました! 新チームのスタートは新体制発表記者会見から始まりました。
昨年から引き続き指揮を執る辛島監督をはじめ、初々しい面持ちで新加入選手の園田瑞貴選手、山谷瑠香選手、高橋智子選手、千野七海選手が登壇。新任コーチとして江橋桂コーチも参加しました。

中野幸夫代表取締役社長は冒頭の挨拶で、「辛島監督の下、力を結集させてタイトルを獲りにいきたい。新加入の選手が一日も早くピッチに立てるよう、チーム力の底上げを図り、一年間を闘い抜きたい」と抱負を述べました。

緊張した表情の新加入選手でしたが、コメントを求められると一様に真剣な眼差しで答えます。高橋選手は「新潟県出身者として盛り上げるために結果を求めていきたい」とコメント。

千野選手は「サポーターから応援してもらえるような選手になりたい」と話しました。新潟で生まれ育った両選手は、サポーターの皆さんの温かさを日ごろから感じていたからこそ、期待に応えようと意気込みを語ります。

園田選手は「ドリブルでシュートまでもっていけること」とアピールすれば、

山谷選手は「足元のテクニックやボールキープ力に自信を持っている」と自らの特長を挙げます。辛島監督から「二人とも即戦力としてチームに力を与えてほしい」と期待を寄せられるだけに、一日でも早くピッチでのプレーを見たいところです。

江橋コーチは自らがプレーヤーとして活躍したチームへ「指導者として来られて嬉しいし、幸せ。チームのために精一杯がんばる」と、言葉は少なくとも強い意志を表してくれました。

昨年、レディースチームが試合を重ねるごとに力強さを増していったことは、サポーターの皆さんも記憶に新しいことと思います。ありがたいことに昨年まで在籍した選手のほとんどが、今季も新潟でプレーをします。そのアドバンテージに新たな戦力を融合させることを狙う辛島監督は、「リーグはベスト3、昨年準優勝であった皇后杯は優勝を狙っていく」と今季はより高い目標を追っていくことを述べました。

新体制記者会見を終えると、クラブハウスに全選手とスタッフが集まりミーティング。新たな目標を共有したチームは、さっそくトレーニングを開始しました。