【フォト日記】チームのベクトル

2017/1/31
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高知キャンプ2日目。今日は午前午後の2回、体力向上や戦術共有のためのトレーニングに励みました。午前は主にフィジカルトレーニング。90分のうちをほとんどサーキットトレーニングにあてました。

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用意された種目は15種類。筋肉に刺激を与えるセクションが多い中、バドミントンコートほどの大きさのコートでゴールを奪い合う1対1、ゴールキーパーを相手にペナルティアークからシュートを放つものと、試合に直結する動きも取り入れていきます。

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あらかじめ「強度を高めた内容だから、しっかりと考えながらやること。やるときは全力を出し、体を作っていこう」と指示があり、選手たちは歯を食いしばり、体を動かしていきます。苦しいメニューであっても二人一組のため、お互いが「ナイス!OK!」と自然と声を掛け合って奮い立たせ、最後までやりぬくことができました。

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午後はボールワークが中心。「攻守にアグレッシブさを求める」三浦監督の言葉どおり、プレーの切り替えが目まぐるしいゲーム形式に終始。極めて狭いコートでの2対2では、ボールタッチ数を限定するほか、ボールが足元で止まれば攻守交替。

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キーパーでさえキャッチしたボールは3秒以内に離さなければならず、自分の体と頭をうまく連動させるのはもちろん、味方との意思疎通も同時に図り、ゴールを目指しました。

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息つく間もなく5対5。ハーフコートに近いスペースを使ってゲーム。昨晩のミーティングで約束事を確認して臨みましたが、ピッチですぐに表現することは難しいもの。

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守備において少し急いだ気配を感じた監督は「やみくもにプレスをかけるからシンプルに裏をやられるんだ」とリセットの意味を込めてオーガナイズを要求。「言ったことがすぐできたらオレはいらないよ」と、トレーニング後に明るく語りましたが、これから幾度となく反復をして精度を高めていきます。

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その後はフルコートを使い、チームディフェンスの確認。前述のオーガナイズで選手たちは冷静さを取り戻し、プレーをしていきます。それでもフルコートを使った戦術練習は始まったばかりのため、三浦監督は細かくプレーを止めながら、守備のスタートなどの考え方を共有しました。

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2日目にして選手たちは多くの物事を吸収した反面、体力の消耗も手に取るように感じました。今はチームとしての「よりどころ」を作りたいと意図を持つ三浦監督。選手にとって、これからも苦しいトレーニングは続いていきますが、がんばり時でもあります。「守備をしっかり組めば簡単にはやられないんだ、ということを意識づけたい」とチームの生命線であることを示した監督は、トライアンドエラーをしながら戦術のベクトルを上昇させていく決意です。

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