【フォト日記】戦術の浸透
2017/2/3

節分の日の今日、高知県は「温かい」の一言。極めて弱風、心地よい天候の中でトレーニングに取り組むことができました。昨日まで練習会場に到着した川浪選手はたびたび「寒い!」と声が漏れていましたが、今日はご覧のとおり「やってやるぞ!」と闘志を燃やす表情。シュート練習ではナイスセービングも見せてくれました。

昨日の午後練習がオフであったため、フィールドプレーヤーはいつもより入念にウォーミングアップ。思わぬ怪我が発生しやすいオフ明けも、しっかりと準備する選手たちに抜かりはありません。

攻守を3人ずつ立たせてゴール前で攻防するメニューは、今シーズン初めて。両サイドにも1人ずつポジションに入り、攻撃を担います。試合を見据えた内容にあたる時間が格段に増え、選手たちの意識が高まっていきます。

攻撃選手は「ゴールを狙うこと」が使命。シュートを狙うべきところでパスが選択されると「優先順位を考えよう!」と監督から声がかかります。トレーニングのためのメニューでないことを言い聞かせ、選手たちは落ち着きを保ちながら激しくぶつかり合います。

「ケガをすることなく、順調にいっていると思う」と話す田中選手は、しっかりと体をケアしながら日々の練習で全力を出しています。冒頭のフィジカルトレーニングは全体に向けて「とにかく速いスピードで!」とメッセージがあり、精一杯の表情で走りきりました。

ボールワークにおいても監督からの問いかけに応答し、考えを整理する場面が見られ田中選手。頭で理解した後は体で表現しようと奮闘。チームに必要な動作を刻みながら、ベテラン選手として周囲の選手にアドバイスも送ります。

今日は2部練習をみっちりと行ないましたが、多くの選手が全てのメニューをこなし、充実した様子です。三浦監督は今日の練習を振り返り「押し込んだシチュエーションでの練習は初めてだったが、チーム戦術を意識して取り組んでくれた」と、明後日に行う練習試合でも表現できればと先を見据えます。勝利することも大切なことですが、リーグ開幕をいい形でスタートするため、明日も戦術の浸透を進めていきます。
