【フォト日記】意識統一
2017/2/7

トップチームは昨日を終日オフとし、心身ともにリフレッシュをしました。蓄積した疲労をしっかりと取り去り、一層たくましい顔を見せる選手たち。明日の高知ユナイテッドSCとのトレーニングゲームを前に、今日もたっぷりと体を動かしていきました。

コアトレーニングから始まった練習は、今日もヴァンデルレイコーチの声に耳を傾け、取り組みます。ゴムバンドを装着してゆっくりと筋肉へ負荷をかけるものから、ラダーを使って機敏にパラレルを行うものなど、15種類用意されたサーキットトレーニングに集中します。

25mの正方形を目標タイムが定められた中で、ひたすらに走るメニューでは、どの選手も遅れまいと腕を振り、汗を流します。合計20分弱のランニングで体が十分に温まり、ボールワークへと移りました。

攻守に別れ3対3でゴール前の攻防を行う練習では、監督から大きな声で指示が入ります。この練習は先週から始まったものですが、聞こえてくる監督の要求は早くもレベルが上がっているように感じました。

攻撃の3人にはゴール前の崩し、連動を促すために「距離感はどうだ!」と間合いを意識させ、ペナルティエリアに進入した際には「やりきれよ!」と常にシュートを打つことを求めます。当然、選手も瞬時にアイデアを共有しようとプレーし、迫力ある展開も見られました。

午後からはゲーム形式。3チームに分かれて公式戦さながらに激しくやりあっていきます。パスひとつにしても「受け手にどういう動きをさせたいか、なんとなくのパスはダメ」と三浦監督はばっさりと指摘。どのポジションにあっても質の向上を確実に求めていきます。

本当に充実した日々を過ごしているトップチーム。冒頭のとおり、明日のトレーニングゲームに向けて、全員が血気盛んで万全な状態。いいパスやいい突破はさまざまな場面で見られますが、「最後の精度はまだまだ」と物足りない様子の監督。

「オーガナイズした守備から、ボールを奪いきる回数をもっと増やしていくべき」とミーティングで意識統一をはかったことで、明日のゲームの注目点のひとつになります。開幕まであとわずかな時間となってきましたが、体は激しく、頭は冷静にプレーする選手たちを、しっかりと追っていきたいと思います。
