「乗り越えましょう!」 代表取締役社長 是永 大輔よりメッセージ

2020/4/3

アルビレックス新潟を愛する皆さま、こんにちは。
是永です。

新型ウイルスにより世の中が混沌としています。たくさんの方がお亡くなりになっています。また、未だ重症の方も数多くいらっしゃいます。過剰に閲覧してはならないと分かっていながらも、ネガティブなニュースに心を痛める毎日です。きっと、皆さまも同じような気持ちで過ごしていらっしゃることと想像しています。

そんな中「アルビレックスは大丈夫なのか?」とご心配をおかけしていることと思います。皆さんの不安を少しでも取り除くことができればと、メッセージを送らせていただくことにしました。

先の見えにくいこの状況下でも、選手たちはひとつのカタマリとなってトレーニングに励んでくれています。全ての選手たちが「いま何をすべきか」という意識の下で、プロサッカー選手として正しい振る舞いをしてくれています。(このあたりの日常はクラブ公式モバイルサイト、モバアルZでもご覧ください!)

ご存知のようにスケジュールが目まぐるしく変わっています。トレーニングのメニューも日々変更が繰り返されています。アジャスト(調整)させるのは簡単なことではありません。チームスタッフのハードワークに心から感謝しています。

昨日からリモートワークが再開したフロントスタッフも例外ではありません。今この瞬間もなんとかして皆さまに楽しんでいただく、そしてリーグ再開時に安心・安全な観戦環境をご提供できるよう、知恵を絞って各部門で横断的な連携をしながら、その日を待ち望んでいます。

全ての選手・スタッフが前向きに取り組んでいます。
ご安心ください。

さて、経営面のお話を少しさせていただきます。先日開催された株主総会でご承認いただきましたが、2019シーズンは税引き後の純利益で過去最高益の1.7億円超の黒字決算となりました。パートナー企業さま、そして後援会、ボランティア、サポーターの皆さまのご支援とご協力に改めて感謝しております。本当にありがとうございました。

念のため付け加えますと、利益を出すことだけがサッカークラブの存在意義ではありません。もちろん、J1昇格という目標を忘れたことはありません。ただ、大幅な予算減を迫られ、ルール上、リーグに参加できなくなる(つまりクラブが消滅する)債務超過の危機がすぐそこにあったのも事実です。

2019シーズンのアルビレックス新潟は、債務超過を逃れ、できるだけ遠くに着地したいということが大きな目標でした。おかげさまで、少々のネガティブな事象が起こってもクラブが存続できるような土台づくりはできました。

しかし、早速「そのとき」が来てしまっています。
新型ウイルスのリスクは、日に日に経営に与えるインパクトを強めています。このために試合が開催できないことなど、年初には想像できませんでした。
残念、無念でしかありません。

それでも、外部環境の猛威を悔い、振り返っても仕方がありません。今「できること」をやらなければなりません。普段の生活を取り戻すため、近親の方々を守るため、個人としてもやるべきことがあります。

とにかく感染拡大を抑えること。
そのために個々が感染のリスクをできるだけ減らすこと。

つまり、不要不急の用件では外出しない。
「STAY HOME」です。
それぞれが徹底することで、普段の生活を早く取り戻すことにつながるのは間違いありません。

一方で、アルビレックス新潟を応援していただいているパートナー企業さま、あるいは個人の皆さまの中には、STAY HOMEにより経済的な打撃を受けてしまう方々もいらっしゃることと思います。
この新型ウイルスの猛威が収束しましたら、必ず普段以上の恩返しをさせていただきます。そのために、少しだけお時間をいただきたく存じます。

最後に、どんな状況であろうとアルビレックス新潟は、サッカークラブの存在意義である「勇気を与える」ため、全てを注ぎ込みます。いまクラブにできることは、力を溜めてリーグ再開に向けて準備をすることだけです。
邁進します。

皆さま、どうかご自愛ください。
日々の体調管理にお気をつけください。
来たるべきリーグ再開の日に備え、力を溜めていただけますようお願いいたします。

喜怒哀楽に溢れる最高のスタジアムで、再び元気な皆さまにお会いできますこと、心から楽しみにしております。

ひとつのカタマリとなって、一緒に乗り越えましょう!


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