メソッド部門活動報告【第6回: SMARTFIELDER】

2020/11/7
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
当クラブのメソッド部門は、SOCCER SERVICE BARCELONA,S.L.(本社:スペイン)との間で、アカデミー育成プログラム「Ekkono Method(エコノメソッド)」ライセンス使用契約を締結し、アカデミー部門の強化・育成のサポートを推進しております。
本活動の一環として、2019シーズンよりアカデミーコーチングスタッフとさまざまな目標を設定しており、このたびメソッド部門の活動進捗報告をすることにしています。このたび、第6回目の報告をいたします。


今回は、個人パフォーマンス向上分析プログラム(IPPP)に関しての報告をいたします。当プログラムは2019年4月からアルビレックス新潟U-15と同U-18に所属する選手を対象に実施しています。

オスカル ガルシア メソッド部門ディレクター
IPPPは、U-15とU-18に所属する選手の中で、有望な選手に対して行っているものです。プレーレベルの向上、また将来的にプロ選手になるために、さまざまな部分でサポートする役割を担っています。
プロ選手は30歳を迎える頃から、フィジカル面の衰えを補うために、ポジションごとにプレーの理解を深めて、エキスパートになっていきます。IPPPを行う目的は、若年段階で、かつフィジカル的にも向上する時期から、ベテラン選手のようなエキスパートになるために、必要な力をつけていくことです。

■IPPPに関わるスタッフは以下の通り
・メソッド部門ダイレクター
・サッカーサービスバルセロナ社のコーチ陣
・選出された選手
・アルビレックス新潟アカデミーの各カテゴリーの監督やコーチ


IPPPは、分析に関わるすべてのスタッフと情報共有し、選手が具体的なフィードバックを受けられるように考えられています。

■IPPPのプロセスは以下の通り
・メソッド部門ダイレクター、アカデミーダイレクター、U-15とU-18の監督が選手選考をする
選考された選手の試合映像を、サッカーサービスバルセロナ社に共有する
アルビレックス新潟アカデミーのコーチ陣が選手を分析し、テーマを選定する
メソッド部門ダイレクターと各カテゴリーの監督やコーチが、分析テーマを協議し決定後、サッカーサービスバルセロナ社へ報告する
サッカーサービスバルセロナ社のコーチ陣は、分析テーマに合わせた映像素材などの資料作成をする
メソッド部門ダイレクターは、個人分析テーマについて、選手とミーティングを行う
シーズン中に、個人分析を2回行う。分析テーマに基づいて、一定期間プレーし、シーズン終了後にパフォーマンスの向上度合いを評価する

※2019シーズンは、IPPPをU-15、U-18に所属する選手のうち、12選手を対象に実施しました。その結果、2020シーズンには、IPPPを実施したうちの二人の選手がトップチームに2種登録されています。IPPPを体験した、アルビレックス新潟U-18の小田奏選手と丸山嵩大選手のコメントを紹介いたします。

小田 奏 選手

1.個人分析は自分のためになりましたか?
とても有意義で、ためになりました。今まで以上に自分を理解することができたと思います。

2.個人分析を行った後に感じた自身の成長は?
ボールを失わないようにする事が最も成長を感じました。また、認知レベルが高くなったとも思っています。

3個人分析が、将来のプロ選手実現のために役立つと思いますか?
自分自身の長所や短所が理解でき、成長を実感しているので、とても役立つと思います。

丸山 嵩大 選手
1.個人分析は自分のためになりましたか?
自分自身ができていない事柄を明確に把握し、練習の際に意識を高められているので、非常にためになりました。

2.個人分析を行った後に感じた自身の成長は?
分析の中で守備の認知を指摘され、より意識するようになりました。日々の練習や紅白戦などで意識的にプレーできている手ごたえがあるので、成長を感じています。

3.個人分析が、将来のプロ選手実現のために役立つと思いますか?
自身の課題、改善点が明確になること、また長所や伸ばすべきポイントも知ることができます。自分自身を見つめ直す機会にもなり、プレーが上達する実感があるので、とても役立つと思います。


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