栗本 悠人 テクニカルコーチ 退任のお知らせ

2021/12/30

いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
当クラブでは、トップチームの栗本悠人テクニカルコーチ(31)が2021シーズンをもって退任することが決定いたしましたので、お知らせいたします。また、2022シーズンのテクニカルコーチには、赤野祥朗氏(31)の就任が決定しておりますので、あわせてお知らせいたします。

栗本 悠人 テクニカルコーチ Yuto KURIMOTO
■生年月日
1990年4月2日(31歳)

■出身地
兵庫県

■資格
日本サッカー協会公認C級指導者ライセンス
スペインサッカー協会上級指導者ライセンス Level 3

■経歴
2012-2013年 サンガブリエル U-14 アシスタントコーチ 
2013-2014年 UEサンツ U-16 コーチ
2014-2015年 UEサンツ U-12 監督
2015-2017年 CE エウロパ U-17 監督
2018年 UD カステイダフェルス U-19 ヘッドコーチ
2019年 アルビレックス新潟メソッド部門 コーチ兼通訳
2020-2021年 アルビレックス新潟 テクニカルコーチ

■コメント
2019年の夏にスペインから新潟へ拠点を移し、アルビレックス新潟でたくさんの素晴らしい経験をさせていただきました。クラブに加わった日から、多くの方々の熱い想いで紡いできた、アルビレックスの歴史を感じました。私がアカデミー部門やトップチームで2年半、仕事を続けられたのは、この地で出会った方々の支えがあったお陰であり、無我夢中で駆け抜けることができました。

誠に勝手ではありますが、私を支えてくださった方々への感謝の想いを綴る形で、退任のコメントとさせてください。

2年半、新潟で勝負するチャンスを与えていただいた中野社長や寺川強化部長。今の自分があるのは、おニ人のお陰です。ありがとうございました。

そして、新潟にゆかりのない私を、仲間として受け入れてくださったアカデミースタッフの皆様。内田アカデミーダイレクター、U-18入江監督には、トップチームのトレーニングにたびたび選手を派遣してくださり、多くのご迷惑をお掛けしました。いつも快くトップチームに力を貸していただき、感謝しています。これからのアカデミー部門の発展を心より願っています。

次に、トップチームのコーチングスタッフの皆様。右も左も分からない私を、どんな時も支えてくださいました。渡邉コーチ、石末GKコーチには、苦しい時や悩んでいる時に、多くのアドバイスをいただきました。松橋コーチ(現監督)とは、毎朝早朝のクラブハウスで、練習や試合内容の振り返り、時には日本サッカーの未来についても語り合えたことは、かけがえのない時間でした。

分析の一員として多大なサポートをしてくれた池澤テクニカルコーチ、そしてJAPANサッカーカレッジのインターン生にも、心から感謝しています。皆さんがいなければ、アルベルト前監督の要求する、膨大な仕事量を完遂することは不可能でした。ありがとう。

プロサッカー選手としての経歴もなく、コーチとしての経験も浅かった私を、常にリスペクトを持って接してくれた選手たち。大学生でプロサッカー選手になる夢を断念してから、コーチとしてプロの世界で勝負する力をつけるために、一人でスペインへ渡りました。自分がどう頑張っても辿り着けなかった場所で戦うプロサッカー選手たちと、一緒に仕事ができる。それだけで幸せでした。選手たちに心が奮い立つ感動の瞬間や一生の思い出をつくってもらいました。本当にありがとう。

陰ながらチームを支えてくれたクラブスタッフの皆様。アルビレッジとビッグスワンの芝生は、いつも素晴らしいコンディションでした。クラブハウスは掃除が行き届き、いつも綺麗な状態で、私たちが着るトレーニングウェアの洗濯が間に合わなかったことは一度もありませんでした。種類豊富で栄養バランスが考えられたオレンジカフェの食事は、毎日美味しかったです。

チームの雰囲気を明るくしてくれた広報部。クラブの未来をつくるため、パートナー企業様との関係を築き続けていただいた営業部。ホームゲームの素晴らしい雰囲気をつくっていただいた運営部。クラブのブランディングを一手に引き受けているデザイン部。選手、スタッフ、そしてクラブのために働いてくださるすべての方々に、心より感謝申し上げます。

最後に、チームが苦しいときでも、常に側で支えていただいたサポーターの皆様。アルビレックス新潟の力の源は、サポーターの皆様の存在があるからこそと、この2年半の経験で強く強く感じました。スタジアム入りするバスの中から、サポーターの皆様が応援してくださる姿を見るたび、心が奮い立つ思いでした。2020シーズンのJ2リーグ開幕戦・ザスパクサツ群馬戦のアルビサポーターの大きくて温かい声援は、私の人生の宝物です。

サポーターの皆様には、これからもアルビレックスと共に人生を歩んでいただけたら、大変嬉しいです。来季、松橋監督が率いるチームを、今のアルビが目指しているスタイルを、クラブとサポーターが協力して、共に大切に育てていただければ、これ以上の感謝はありません。

おわりに。これからも私の心の中には、アルビレックス新潟が生き続けます。そして、今後のクラブの発展と目標達成を心より願っています。2年半、最高に幸せな時間をありがとうございました。


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