村松 尚登 通訳 退任のお知らせ

2021/12/30

いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
当クラブでは、トップチームの村松尚登通訳(48)が2021シーズンをもって退任することが決定いたしましたので、お知らせいたします。

村松 尚登 通訳 Naoto MURAMATSU
■生年月日
1973年6月8日(48歳)

■出身地
千葉県

■資格
スペインサッカー協会上級指導者ライセンス Level 3

■経歴
1996-1997年 コイブランク-トラッサ C.E. アカデミーコーチ
1997-1998年 C.P. サリア アカデミーコーチ
1998-1999年 UD 77 タショネラ アカデミーフィジカルコーチ
1999-2000年 モンタニェーサ C.F. アカデミーコーチ
2000-2003年 U. E. コルネヤ アカデミーコーチ
2003-2004年 C.E. メルカンティル アカデミーコーチ
2004-2005年 P.B. コイブランク アカデミーコーチ
2006-2008年 F.C. バルセロナ オフィシャルスクール バルセロナ校 スクールコーチ
2009-2013年 F.C. バルセロナ オフィシャルスクール福岡校 コーディネーター兼コーチ・通訳
2013-2017年 水戸ホーリーホック アカデミーコーチ
2017-2019年 ジェフユナイテッド市原千葉 アカデミーコーチ兼通訳
2019年   グランデ アメージング アカデミー山梨 チーフコーディネーター兼コーチ・通訳
2020-2021年 アルビレックス新潟 通訳

■コメント
約2年前にさまざまな偶然が重なり、私にとっての新しい冒険が新潟で始まりました。

20年以上、日本とスペインで育成年代の指導に携わり続けてきた私にとって、プロのトップチームというのは初めての経験で、何もかもが新鮮で刺激的なものであり、同時に緊張感と緊迫感に満ちた魅惑の世界でした。その重圧ゆえの恐怖や不安も共存する怖い世界でもありました。

サポーター、パートナー企業、クラブ関係者など多くの人々が感情移入するがゆえに、喜怒哀楽の振り幅の大きい、まさしく非日常(エンターテイメント)が目の前で繰り広げられていました。そんな素敵なエンターテイメントを監督のすぐ横で体感できたのは、私にとってまさしくプライスレスな経験でした。私にこのような素晴らしい経験の場を与えてくださった方々に、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

中野社長と寺川強化部長、落ち着きに満ちたおふたりのおかげでアルベルト監督がどれだけ安心して仕事に専念できたことか計り知れません。大変お世話になりました。心から感謝しています。

そして、アルベルト。何処の馬の骨とも知れない私にチャンスをくださり、2年間信頼し続けてくださり、心から感謝しています。あなたと選手との濃密なコミュニケーションの場、あなたとサポーターやマスコミの方々との個性的なコミュニケーションの場を共有できたことを光栄に思います。

新潟で一緒に戦った選手とスタッフたち。みんなと過ごした日々はかけがえのない時間でした。本当にありがとう。監督のメッセージをうまくみんなに伝えられないことや、みんなの想いを監督に伝えきれないことも多々あったと思います。許してください。

育成年代に長く携わり人間教育を大切にしてきた身として、たとえプレー時間に恵まれない日々が続いても、常に「自分に厳しく人に優しく」振る舞える達也、史哉、矢村、小島をはじめとする多くの真のプロフェッショナルに出会えたことは、私の宝物です。みんなは世界中のサッカー少年少女のお手本です。

最後に、サポーターのみなさん、ホームでもアウェイでもいつも温かくサポートしてくださり、ありがとうございました。昨年のアウェイでのザスパクサツ群馬との開幕戦、あの時のみなさんの熱量と歓声のボリュームを昨日のことのように覚えています。唯一の心残りは、ビッグスワンでみなさんが歌うチャントを聞けなかったことです。いつかビッグスワンを訪れ、みなさんの大声援を聞きたいと思います。みなさんのご多幸を、そしてアルビレックス新潟の更なる成功を心から祈っています。今までありがとうございました。
VISCA ALBIREX!!


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