アルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ優勝のお知らせ

2022/10/16


いつもアルビレックス新潟への温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
本日、2022明治安田生命J2リーグ第41節の結果を持ちまして、アルビレックス新潟のJ2リーグ優勝が決定いたしましたので、お知らせいたします。
ここに、中野幸夫代表取締役社長、松橋力蔵監督、堀米悠斗選手、伊藤涼太郎選手、小島亨介選手のコメントを発表いたします。


■中野 幸夫 代表取締役社長

本日、2022明治安田生命J2リーグ第41節の結果を持ちまして、当クラブのJ2リーグ優勝が決定いたしました。これまでクラブを支えていただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

今シーズンは、プレシーズンに実施した高知県でのトレーニングキャンプで新型ウイルスのクラスターを発生させてしまい、多くの皆様にご心配やご不安を抱かせたまま、J2リーグの開幕を迎えました。その中で、第1節から4戦続けて勝利できず、序盤の戦いは難しいものでしたが、松橋力蔵監督の指揮のもとで、選手やスタッフが結束を固めて戦いに挑んでくれました。

J1昇格という目標から目をそらさずに日々取り組んだトップチームは、3月下旬から5月にかけてホームゲーム10連勝をつかんだことや、1度も連敗せずに勝点を地道に積み上げてくれたことなど、“より攻撃的に”を体現してくれたことが、このたびのJ2リーグ優勝に繋がったと感じますし、選手やスタッフを誇りに思います。

また、前節のホームゲームでは今シーズン最多の32,979の方々にご来場いただき、スタジアムに駆け付けていただいた皆さんをはじめ、パートナー企業の皆様、全30市町村のホームタウン関係者の皆様、アルビレックス新潟後援会の会員様など、アルビレックス新潟に関わるすべての方々と共にJ1への昇格の目標を達成いたしました。

そして、J2優勝を果たした今、支えていただいた皆様に、心の底から感謝の気持ちが込み上げています。また、感謝の気持ちと同時に来季を見据えた戦いの始まりでもあると、気が引き締まる思いです。より強敵のそろう日本最高峰の舞台で対等に戦うためには、正直に申し上げて、財政面の成長が不可欠です。サポーターの皆様には、来季も継続的に周囲の方々へ観戦の呼びかけを、パートナー企業の皆様には、クラブのご支援の輪を広げていただく呼びかけにご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

次節は、今季の最終戦です。観戦チケットは完売となり、再びビッグスワンは満員となる予想です。クラブ創設時から支えてくださる皆様、2004年のJ1昇格時からサポートしてくださっている皆様、J2リーグで戦った5シーズンの中で仲間に加わってくださった皆様。クラブと共に歩んでくださる皆様のために、トップチームは感謝の気持ちを込めて戦います。試合終了の笛が鳴るまで全力で戦う選手たちに、大きな拍手をお送りいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。


■松橋 力蔵 監督

昨日に敗戦した翌日のことですが、このたびの優勝を受けて、私たちは敗者ではなく勝者であると考えたいです。選手たちがこれまでに積み上げてくれた結果だと思いますし、運のようなものがあるかもしれませんが、その運を自分たちに向けられる準備をしてきた結果だと考えれば、選手たちに対しては敗者ではなく勝者なんだと伝えたいです。

監督やコーチの力だけで勝たせられるという優秀な指導者は存在すると思いますが、私はそのようなスタンスで指導をしてきたつもりはありません。このたびの優勝は、本当にいい選手、いいスタッフに囲まれ、そしていいクラブに所属させてもらえたからこそだと思っています。素直に嬉しさを感じていますが、選手たちはもちろん、クラブを支えてくださるサポーターやパートナー企業の皆様、ホームタウンの方々のおかげで、素晴らしい経験をさせていただいたと思っています。選手たちのがんばりでつかみ取った優勝を、休み明けにみんなで喜びたいと思います。

このたびの優勝は、これまでの新潟の歩みがあったからこそだと思います。ずっと栄え続ければいいかもしれませんが、どこかで衰退することもあると思います。昇格や降格を身近に感じながら、サポーターも新潟の選手も、もう一度J1で勝負するんだという脈々と思い続けられたからだと思います。多くの方々が私たちを見放さずにご支援し続けてくださる力があったからこそ、私たちは存在できました。ファン・サポーター、パートナーの企業が存在しなければ、私たちは存在しませんし、存在価値もありませんでした。それが新潟の強さの裏付けだと思います。

次節は今季の最終節ですが、これまでと変わらない姿勢で準備を進めていきます。優勝や昇格が決まっている中でのホームゲームは、前節以上に難しいゲームになるかもしれません。その試合で私たちがどれだけ力を注げるかが大切ですし、しっかりと勝って閉幕を迎えるために、すべてのエネルギーを使い果たすのが私たちの使命だと思っています。


■堀米 悠斗 選手

昨日の試合で負けてしまい、今日の結果に実感が湧いていないのが正直なところで、嬉しさが半分で悔しさが半分という気持ちです。しかし、このように優勝が決まるのはリーグ戦である以上、あり得ることですし、自分たちが積み上げて来た数字が示していることから、優勝の仕方は恥ずかしいものではなく、本当に誇りに思います。

今季は、一人ひとりの選手がサッカーに向き合う姿勢が素晴らしかったので、キャプテンとして練習態度やチームの雰囲気を指摘することはありませんでした。意識を高めたのは、サポーターの皆さんとの距離感です。特に苦しいときに、自分たちがどういう想いで戦っているのかをしっかりと伝えることで、再び強力なサポートをしてもらえるという一体感をつくりたいと考えて行動していました。チームとサポーターを繋ぐ役割をしてきたつもりです。昨年にアルベル監督がクラブを離れる際に「おまえたちがしっかりやるんだぞ」と、言ってくれたことが大きかったですし、支えてくださる方を大事にして、ひとつの塊となって進んでいこうという意識があったからこそ、優勝をつかみ取れたと思っています。

プロは結果で語られる部分がとても多いです。敗戦に対する心配、こんなものではないという反応があるのは仕方のないことですが、新潟のサポーターは選手と同じように一週間で切り替えて、次に迎える試合で最高のサポートをしてくれました。選手と同じ熱量で戦ってくれているのが分かりましたし、いつも万全のサポートをしてくれました。選手と同じテンションでいてくれたことが心強く、特に声出し応援が再開されてからは本当にパワーをもらったと思っています。ホームで声出し応援を再開するという難しい決断をしてくれたクラブに感謝をしたいですし、サポーターと一緒に戦えなければ、優勝はなしえなかったと思います。

目標をつかみ、素晴らしいシーズンとなっていますが、全員が来年も一緒に戦える世界ではありません。次節に迎える町田は、これまでのJ2での対戦でいい結果を出せなかった相手ですし、これまでと同様に勝利にこだわって戦います。全員がいい思い出で今季を締めくくるためにも、サポーターの皆さんには最高の雰囲気をつくってほしいですし、自分たちは最高の結果で応えたいと思います。今年の信頼関係を象徴するようなゲームにし、試合後はみんなの笑顔と共に記念写真を撮りたいと思います。


■伊藤 涼太郎 選手

優勝できて素直に嬉しいです。正直、昨日の東京ヴェルディ戦で勝って優勝を決めたかったのですが、優勝が決まったことは素晴らしいことですし、自分たちが今年一年間で積み上げてきたものを信じて良かったと思っています。

今季、自分は「優勝する、J1昇格する」という気持ちで新潟に来ました。毎試合、チームの勝利のためだけにプレーしていたので、これまでの結果が優勝に結びついて嬉しく思っています。ただ、シーズンはまだ終わっていません。ホームで戦う10月23日の最終戦は今年一年の集大成。自分たちが一年間やってきたことのすべてを出し切る場であり、このメンバーでやれる最後の試合です。だから、悔いなく自分たちがやれることの120%を出せるように準備をしたいと思っています。

最後に、サポーターの皆さん、優勝おめでとうございます!この優勝はサポーターの皆さんがいなければ絶対に成し得ませんでした。優勝という結果はアルビレックスファミリー全員で喜ぶべきですし、アルビレックスファミリー全員が誇りに思うべきだと思います。今シーズンはまだ1試合残っていますが、自分たちのゴールはJ1昇格、J2優勝だけではありません。来シーズンに向けて、J1でタイトルを取れるチームになれるように、自分たちはまだまだ皆さんと共に戦っていきます。


■小島 亨介 選手

J2リーグの優勝は、自分たちがこれまで積み上げて来た結果なので、本当に嬉しいです。これまでの2シーズン、ケガもありチームにまったく貢献できていなかったと感じていましたし、今季から完全移籍で加わったこともあり、自分の力を最大限に発揮して勝利に貢献したいと覚悟を持って戦ってきました。試合を重ね、結果を勝ち取るたびに覚悟が増し、いい方向に進めたことで、充実した日々を過ごせました。

今シーズンは、選手はもちろんスタッフともいい関係性を継続し、クラブ全体の雰囲気も本当に素晴らしいと感じています。これほどまでにいい雰囲気を持つクラブは他にはないのではと言うほど、全員で次々にやってくる試合に向けて準備を整えられたと思っています。もちろん仲の良さだけでなく、メリハリをつけて厳しく要求し合えている空気もあり、ひとつの方向性に向かって全員が進んでいるシーズンだと感じています。

J1昇格とJ2優勝を成し遂げたことは本当に素晴らしいと思いますし、この結果はこのクラブに関わるみなさんのおかげです。来週の最終戦では、クラブに携わってくれた方々への感謝の気持ちをプレーで表現して、最後にみんなで最大限に喜べるようにしっかりと戦い抜きます。

サポーターの皆さんには、長いシーズン、最初から最後までたくさんの方々に応援をしていただいたことが、僕たちの力になっていることを伝えたいです。心強い応援があったからこそ、J1昇格とJ2優勝という結果につながったと、本当に感謝しています。いよいよ迎える最終節も、いつも最高の応援で僕たちを奮い立たせてくれるみなさんと共に勝利を喜べるように、クラブの全員で戦います!


ユニフォームパートナー