【フォト日記】早川史哉選手が新潟市立鳥屋野小学校でがん教育の講話を実施

2023/6/15


本日15日(木)午後、早川史哉選手が新潟市立鳥屋野小学校を訪問し、6年生192名を対象にがん教育の講話を行いました。文部科学省が定める新学習指導要領に基づいて、全国の小・中学校、高等学校で「がん教育」が導入されています。早川選手の病前・病中・病後の話を通じて、病気について正しく理解し、生命の大切さについて学ぶことを目的に実施しました。

事前学習として、ホームタウン新潟市に任命いただいている「新潟市がん検診啓発アンバサダー」のがん検診啓発広報で使われたクリアファイルや資料を新潟市保健所より提供いただき、早川選手のこれまでの道程について学んだうえで、児童の皆さんは当日を迎えていました。


児童の皆さんにも伝わりやすいように、具体的なエピソードを交えて話してくれた早川選手。入院・闘病で苦しかったこととして挙げていたのは、吐き気や髪が抜ける症状が出た抗がん剤治療、大好きな刺身や納豆、ヨーグルトなどが食べられなくなった食事制限、人と関わる機会が制限され、外出できないことの3つでした。病気になったときに周囲の人にできること・してほしいこととして、早川選手が自身の経験から伝えていたのは、「普段通りに接してほしい」ということ。真剣に耳を傾けていた児童の皆さんの心に、深く刻み込まれたようです。

「この先どんなことをしたいですか?」という質問に対し、「噓をつかずに100パーセントで物事に当たっていきたいし、目の前のことに全力で取り組み続けて、周りの人を幸せにしたい」と答えていました。「入院中に心の支えになったことは?」という質問には、家族、友達、サッカー関係者をはじめとする周りの人達の存在と、「もう一度サッカー選手としてピッチに立ちたい」という強い想いの2つを挙げていた早川選手。明るく元気な鳥屋野小学校の児童の皆さんは、時間内に答えきれないほどたくさん手を挙げて、質問を寄せてくれていました。

「『普段通りに接してほしい』という言葉が印象に残った」「仮に友達が病気になったとしても、それまでと同じように接したい」と早川選手の講話を振り返ってくれた児童の皆さん。早川選手からは、「みんなの元気な挨拶が嬉しかったです。その明るさと気持ちのいい雰囲気を大切にしてください。笑顔でいて、周りを気持ちよくすることができれば、困ったときに周りの人たちが必ず助けてくれます。楽しみながら前に進んでほしいし、困った人には手を差し伸べてください」と児童の皆さんにメッセージを送っていました。

デンカビッグスワンスタジアムに近いこともあって、ホームゲームを観に来たことがある児童は数えきれないほどでした。これからも続く試合に向けて、「自分たちのプレーを通じて、何かを感じて、受け取ってほしい」と語った早川選手は、児童の皆さんが作ってくれた花道を通り、大きな拍手で見送っていただきました。鳥屋野小学校の皆さん、ありがとうございました!

※今回の訪問の様子は、オフィシャルクラブパートナーであるNCV新潟センター株式会社ニューメディア 新潟センター)で放送中の「あるあるアルビ」で7月に放送予定です。放送日程や内容の詳細は、決定次第お知らせします。



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