【スマイルプロジェクト】早川史哉選手が長岡市立栃尾南小学校を訪問

2024/6/21

6月19日(水)午後、早川史哉選手が長岡市立栃尾南小学校を訪問し、5・6年生71名を対象にがん教育の講話を行いました。文部科学省が定める新学習指導要領に基づいて、全国の小・中学校、高等学校で「がん教育」が導入されています。生活習慣病の一つとしてがんについて学ぶことに加え、道徳の授業では「がんになった人とどう接するか」という観点でも学んでいるそうです。

がんに興味・関心を持つとともに、予防・早期発見について正しい知識を身につけることと、健康に生きていることが当たり前ではなく、これからの生き方やなりたい自分について、考えを深めることを目的に実施しました。


「血液のがん」とも言われる急性白血病について、児童にもわかりやすい言葉で説明した早川選手。闘病に当たっては、抗がん剤治療と放射線治療などを行いましたが、児童から「(薬の影響で)髪が抜けたときはどんな気持ちでしたか?」と質問されて、「事前に医師から説明を受けていたので、仕方ないと思っていました。でも、シャワーを浴びた後に(自分の髪の毛で)床が真っ黒になったのを見たとき、覚悟はしていたけど、ものすごくショックを受けました」と話した早川選手の話に、真剣な表情で聞き入っていました。


「病気を患う前と後で、どんな気持ちの変化があったと思いますか?」と先生から問いかけられた児童の皆さんは、一人ひとりが早川選手の気持ちに少しでも近づけるように想いを巡らせていました。

「自分にないものを追い求めて、自分を追い詰めていました」と病気になる前のことを振り返った早川選手は、「自分が持っているものを使って、どうやったらうまくいくか。持っているものの中で最善を尽くして、前向きに考える」ようになったと自身の変化について語りました。

「自分の100パーセントの力を出して、一歩ずつ前に進んでほしい。関わりのある人たちを大切に、そして毎日を大切に過ごしてほしい」と、児童の皆さんにメッセージを送っていました。


「自然が豊かですばらしい場所で生活していることを誇りに、大切にしてください」という早川選手の言葉の通り、栃尾南小学校は周囲が山に囲まれて、豊かな自然のある環境にありました。最初は緊張している様子が見られた児童の皆さんですが、集合写真の撮影では、積極的に早川選手に話しかける子がたくさんいました。

今回の早川選手の話が、栃尾南小学校の皆さんのこれから先の未来に活かされることを願っています。

アルビレックス新潟では、今回のような学校訪問をはじめ、たくさんの笑顔に貢献するアクションとして、ホームタウン活動を「スマイルプロジェクト」と定義し、笑顔溢れる街づくりに取り組んでまいります。



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