「チャリティーマッチ」

　チャリティーマッチ、富山×新潟（4月17日14時開始、富山県総合運動公園）
　スカパーのユースト生中継で試合を見ることができた。スカパーは震災を受けてアヤックス×清水等、慈善試合の無料配信を早々と決めている。英断だ。英断である上に僕なんか非常に助かる。おかげでノートPCさえあれば、どこにいても「再開幕1週間前の大事な一戦」を楽しめる。

　といって先週お伝えした福島県会津若松市への観光旅行はとりやめになった。余震が続くため、家族の反対にあった。直前まで「トクー！トラベル」をチェックしてたので残念無念。観光地の震災影響は深刻で、僕のよく知る栃木県日光市はお客さんが95パーセント減（つまり、ほぼゼロ）だという。お役に立ちたかったなぁ。温泉につかって旨いもの食べるだけでお役に立てるチャンスだったが。仕方ないので当日は午前中、上野・鈴本の「早朝寄席」へ行った。上野の街はパンダも公開されてすっかり人が戻っている。

　鈴本から帰るとノートPCのサッカー観戦である。僕のPCは能力の問題か、画面の動きがだいぶカクカクする。で、画面が小さい。ま、フル画面にもできるのだが、大きくするとただでさえ粗い動画がまったく見るに耐えない。こう、煙草のパッケージをひとまわり大きくしたくらいの小窓を覗き込むような観戦スタイルになる。小窓のなかに富山総合のピッチがある。
　震災からこっち、ユーストを見る機会がものすごく増えている。以前書いた原子力資料情報室の配信は毎日のように見ているし、何しろ岩上安身の「IWJ」（インディペンデント・ウェブ・ジャーナル）が目覚しい活動を続けている。岩上は学生時代からの友人で、昔からズバ抜けたバイタリティの持ち主だった。震災は新しいメディアに光を当てたということもできる。ま、震災からこっち、小窓のなかの岩上をいつも見ているのだ。

　試合。晴れだけど気温11．2℃ということはけっこう寒い。富山総合は芝生席があって、なかなかいい様子に見えた。観衆4937人。どうだろう、そのうち千人見当は新潟サポか。カターレ富山は昨年、J218位。昨シーズン途中、ヘッドコーチから昇格した安間貴義監督3年契約の1年目だ。苔口卓也1トップの3-3-3-1と聞いている。チャリティーマッチということで交代は6人まで可能な特別ルールが採用された。


−後編に続く−