【フォト日記】来季に向けて
2012/12/5
Jリーグ最終節から3日間のオフを取っていたトップチーム。数名の選手はオフの期間中も自主的にクラブハウスに顔を出し、体のケアやトレーニングを行う選手もいました。そして、そのオフが明けた今日12月5日(水)は10時から、一部選手でのトレーニングを行いました。リラックスした雰囲気の中、選手からは笑顔も多く見られました。そこには残留の安堵感も入り混じっているかもしれません。
この時期になると個々の技術、チームの戦術を高めることを目的としたトレーニングではなく、長期のオフの準備となるようなメニューが組まれます。ランニングを行った後にコート半分程度のミニゲームを行い、軽めの負荷で調整を行っていきました。柳下監督は今日のトレーニングについて「何もやらずに終わるよりも、リラックスした中で体を動かして終わる方が体も段々と休まっていく」と話していました。これもまた来シーズンに向けた準備です。
また今日から西村竜馬選手も今日のトレーニングから合流しています。3月からブラジルに渡り、その後、10月の初めからポルトガルでプレーし、武者修行をしてきました。「言葉が通じず、意思の疎通には本当に苦労しました」と異国の地でのプレーの難しさを話してくれました。その他、私生活でも日本とは異なる点ばかりで、大変な苦労もあったそうです。得難き経験を積み、一回り大きくなって帰って来た竜馬選手。これから先、どんなプレーを見せてくれるのか。楽しみにしていましょう。
そしてトレーニングが終わった後、14時からはクラブハウスで柳下正明監督の2012シーズン総括記者会見を行いました。柳下監督は集まった報道陣の方々から質問を受け、今シーズンを振り返っていました。柳下監督就任以降の戦績は8勝7分け6敗。厳しい状況に苦しむチームの指揮を引き受け、最終節で見事、残留に導きました。会見でもあったように、最後の3試合はこれまで取り組んできたことが形になり、内容の伴ったゲームになったと感じたそうです。柳下監督の意図するサッカーが、着実に選手に浸透したことを表わしています。来季はその積み重ねがあるところからスタートを切れます。来季は今シーズンとは違った感動を与えてくれることでしょう。
※会見の詳しい内容はこちらからご覧ください
また、今日はアラン ミネイロ選手の期限付き移籍期間満了のお知らせ、小澤 英明選手、小林 慶行選手の契約満了のお知らせをHPに掲載しました。最終節のアラン選手の豪快なゴール。小澤選手、小林選手の日々の取り組みから感じられるプロフェッショナルな姿勢は、これからもチームに語り継がれていくことでしょう。多大な貢献を残した3名の選手を、これから先も忘れることはありません。こらからも変わらず、温かい応援をいただければと思います。