【フォト日記】進出!

2013/12/15
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本日・12月15日(日)、アルビレックス新潟レディースが第35回皇后杯全日本女子サッカー選手権 準々決勝を戦いました。対戦相手は日テレ・ベレーザ。ユアテックスタジアム仙台を会場に、11時キックオフとなりました。

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レディースの選手はスケジュールを変更し、昨日の午前中に仙台市内に入り、トレーニングを行いました。選手のコンディションを考慮しての変更です。ただ、今日の仙台も非常に寒く、昨日の夜から降雪が続いていました。スタジアムでは朝の8時から現地のスタッフに除雪作業を行っていただき、無事にキックオフを迎えることができました。

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新潟は前半から高い運動量でプレスをかけます。最終ラインまでもプレッシャーにいき、積極的にボールを奪いに行きました。それができないと判断すると、素早くブロックを作りゴールを固めます。一見、押し込まれているように見える展開もありましたが、危ないシーンは作らせません。非常に統率のとれた戦い方を見せます。攻撃の方ではなかなかシュートにつなげることができませんでしたが、いい流れで後半に折り返します。

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後半に入ってもペースは変わらず。新潟はベレーザのストロングポイントであるショートパスに狙いを定め、連動してプレッシャーを与えます。能仲監督の指示が忠実に表現され、ペースを握ります。中盤での奪い合いはことごとく新潟が制していました。

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すると後半15分、山崎選手のスルーパスにティファニー選手が反応。GKも飛び出しますが、先に触ったのはティファニー選手でした。ペナルティエリアのすぐ外、相手GKは思わずティファニー選手を倒してしまい、決定機阻止のためレッドカードとなりました。試合が大きく動いた瞬間でした。

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そのフリーキックを蹴るのはもちろん上尾野辺選手。試合を通して「キックがうまくいかなかった」(上尾野辺選手)ため、このフリーキックはコースを狙います。壁の間を抜けたグラウンダーのボールは、相手GKの手もすり抜けてネットを揺らしました。ここで得点を取れなければ、ベレーザは守りを固めていたかもしれません。試合の展開を左右した、大きな先制点でした。

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その後は一人多いアドバンテージを十分に活かし、落ち着いてボールを回し、時間を使っていきます。カウンターを受ける場面もありましたが、最後は体を張ってシュートを許しません。「集中してプレーしてくれた」と能仲監督は選手を評価していました。その集中は途切れることなく、1-0と無失点で勝利をつかみ取ることができました。現地にもたくさんのサポーターが駆けつけてくださいました。ご声援、本当にありがとうございました。

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今シーズン勝てなかったベレーザを相手に見事な勝利。チームは成長した姿を見せてくれました。選手にとっても大きな自信となったことでしょう。準決勝は12月21日(土)、NACK5スタジアムで岡山湯郷Belle(11時キックオフ)との対戦となります。ぜひレディースに熱いご声援をよろしくお願いします!




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