【フォト日記】大勝!
2016/10/10

トップチームは明日からの群馬・嬬恋キャンプに向けて体を休めましたが、今日はデンカビッグスワンで2016プレナスなでしこリーグ1部第16節・コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦が行われました。くもり空の肌寒い天候でしたが、ビッグスワンには1,059人と多くのサポーターの皆様に足をはこんでいただきました。心から御礼申し上げます。

前節、日テレに悔しい敗戦を喫した新潟にとっては、自信を回復するためにも重要なコノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦。辛島監督は先発に経験を持つ佐伯選手や大石選手らをピッチに送り出します。また、GKには女子特別指定選手である高橋智子選手を抜てき。試合は立ち上がりから新潟が決定機を作り出すものの、得点に至らないと、30分に混戦から高槻・虎尾選手にミドルシュートを決められ、思わぬビハインドを背負ってしまいます。

一瞬嫌な空気が漂ったものの、即座にこれを振り払ったのがキャプテンでした。34分、右からのコーナーキックに対して、ファーサイドに走り込んだ中村楓選手が高い打点でヘディングを合わせると、ゴールネットを揺らしてすぐに同点に追いつきます。

さらに高槻ゴールに迫り続ける新潟は、終盤になって得点を重ねている八坂選手が強烈なゴールを決めます。こぼれ球をを拾うとドリブルで仕掛け、左足から美しい軌道を描きます。「左足は利き足ではないんですけれど、両足蹴れるように練習をしている」という取り組みが実ります。さらに前半アディショナルタイムには、上尾野辺選手の左サイド深くからのラストパスを大石選手がワンタッチで合わせて追加点。大きなゴールで、試合の流れを前半の内に決めます。

後半、高槻の俊足FW・グレゴリアス選手がDFラインの裏を何度も狙いますが、新潟は中村・左山の両センターバックが危なげない対応で危険な場面を作らせません。中盤でも山田・阪口のボランチがセカンドボールを拾い、ゲームを支配し続けました。

辛島監督は後半、八坂選手、大石選手に代わり斎藤選手、川崎選手を投入。80分には上尾野辺選手が左サイドから中央に戻したパスに斎藤選手がダイレクトで左足を振り抜くミドルシュートで4点目を決めると、82分には川崎選手がDFラインの裏に抜け出して試合を決める5点目。交代策もズバリとはまり、終わってみれば新潟は5-1の完勝を飾りました。

「シーズン終盤ではあるけれど、こうやって複数得点を取って勝てたのはチームにとって力と自信になる」と、中村選手も成長を裏付けられたことに手応えを感じていました。次節はいよいよホーム最終戦。「粘り強さを発揮して、また複数得点を重ねて勝点3を取りたい」と意気込んでいました。次節、ホーム最終戦の伊賀FCくノ一戦は10月16日(日)13:00に、再びデンカビッグスワンとなります。今日は応援ありがとうございました!