【フォト日記】明日はセレッソ大阪戦! & なでしこリーグカップ初勝利!
2017/6/3

セレッソ大阪戦前日となった今日、トップチームは9時からのトレーニングとなりました。聖籠は昨日以上に気温が下がっていましたが、ほとんど雨は降らず、選手たちは気持ちよく体を動かしてコンディションを仕上げることができた様子。勝ち点3へ、パワーを出し切る準備は整いました。

守備面について、「(セレッソは)能力が高い選手が多いので、できるだけ一対一にさせないように、ダブルプレーやカバーをしていかなければいけません」と呂比須監督は語っていました。失点のリスクを減らしながら戦っていくためには、ボランチや最終ラインだけでなく、攻撃陣の守備意識の高さも必須となるでしょう。

相手のストロングのひとつであるサイドからの攻撃に対しても、選手たちは警戒を強めています。空中戦では90分間通してハードな戦いが待っていそうですが、一歩も譲るつもりはありません。DF富澤選手は「粘り強く戦って、勝ち点3を目指してやっていきたい」と、力強く口にしていました。

たとえ押し込まれる時間が長くなったとしても、焦れずに戦い続けていけば、必ずチャンスはやってくるはず。前節、前々節はカウンターからゴールが生まれましたが、明日も相手の一瞬のスキを逃さずに突いていきたいところです。

セレッソ大阪戦はキンチョウスタジアムで15時キックオフ。もう一度チームに流れを引き寄せるためにも、選手たちは勝利だけを目指して戦いに挑みます。アウェイでの戦いとなりますが、ぜひ熱いご声援をよろしくお願いします!!

そしてアルビレックス新潟レディースは今日、2017プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第2節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと十日町市当間多目的グラウンド クロアチアピッチで闘いました。試合開催までにさまざまな準備をしてくださった、十日町市のご関係者様には心より御礼を申し上げます。

14時に迎えたキックオフ。先発メンバーに名を連ねた高橋智子選手。これまでベンチで控えていた高橋選手にとって、大切な今季初出場の試合。ピッチで奮闘する背番号21は、会場からたびたび拍手を浴びていました。

2分に放った大石選手のロングシュートは相手の長身キーパーに弾かれますが、意表を突いたものであり、チームに勢いをつけてくれました。

しかし、先制は5分。千葉に奪われました。コーナーキックからの失点で、これまで連敗中のチームは失点をしてしまったあとに、消極的なプレーを見せてしまっていたこともありましたが、今日は動じていないように見えました。特に唐橋選手は「周りの選手に思い切りよくやりな」と先輩プレーヤーたちから言われたことを受け、本当によくやってくれました。同点に追いついた得点は、唐橋選手のシュートが相手の混乱を誘ってオウンゴールとなりました。

35分に追いついたチームは立て続けに38分。「こういう攻撃をもっとやっていきたい」と辛島監督が話したように、しっかりとボールをつなぎセンタリングを押し込んだ得点。阪口選手から小原選手が右サイドで受けて、ファーサイドに走りこむ上尾野辺選手にピタッと合わせたゴールでした。

後半に入っても積極的にゴールを狙っていく新潟。唐橋選手が倒されて得たPKを、大石選手が鋭い弾道のシュートゴール左隅に炸裂させました。

その後は、猛攻を仕掛けてくる千葉を相手に、粘り強く守る印象を持ちました。左山選手は体を投げ出してヘディングクリアをし、あるいは仲間が抜かれてもカバーリングで力を込めて戦いました。

押し込まれても跳ね返す力、逆に4点目を狙っていく姿勢も素晴らしかったアルビレックス新潟レディース。90分間、交代カードを切らずに戦い抜き、試合終了のホイッスルを聞くことが出来ました。

カップ戦とはいえ、大切な公式戦で連敗を止めて勝利を掴んだチームは、ブレることなくトレーニングを続けてきたことに自信を深めたはずです。明日から日本女子代表の活動に参加する中村選手は「チームは心配だが、やるべきことをやって、チームに帰ってきたい」と表情を引き締めていました。来週は同大会の第3節が開催されます。アウェイの地で連勝を狙っていくアルビレックス新潟レディースに、これからもご声援をよろしくお願いいたします。今日はご声援をいただきまして、誠にありがとうございました!