【フォト日記】練習試合vsいわきFC
2017/9/2
9月最初の週末となった本日、聖籠クラブハウスは快晴となりました。14時から行われたいわきFCとのトレーニングゲームには、約500名と本当にたくさんのサポーターの皆様にご来場いただき御礼申し上げます。45分×3本と長時間になりましたが、最後まで選手たちのプレーを見届けていただいたことにも、重ねて御礼申し上げます。
9月9日には大事な広島戦がひかえており、コンビネーションの向上に取り組んできたチームの現在地を確認する場ともなった練習試合。1本目の立ち上がりはいわきFCのフィジカルを前面に押し出したアグレッシブなプレーを受け止めていましたが、徐々に試合の流れを引き寄せていきます。
前線からアグレッシブないわきFCのプレスをいなすと、中盤の空いたスペースに入り込んだ選手へ。そこからDFラインの裏を狙うタンキ選手や、サイドからホニ選手、山崎選手が仕掛ける形を何度も作り出します。9分には、スルーパスに反応したタンキ選手が、やや角度のないところからでしたが、左足を振り抜くと、強烈な弾丸シュートが相手GKの手をはじいてネットに突き刺さり、先制をします。
その後はチャンスを作りながら精度を欠いて得点を重ねられませんでしたが、終了間際の44分に素晴らしい形が生まれます。磯村選手がサイドから中に絞ったホニ選手に展開するパス。ホニ選手が小川選手にリズムよくつなぐと、一気にゴールを目指してスピードアップします。小川選手がドリブルでタメてホニ選手に再び戻すと、右足で落ち着いてゴール。
「ホニはスピードがあるし、ハタいてもらう動きをしてくれるのも分かっている」と、特長を活かした小川選手のアシストも光りました。「自分は今日3本決めないといけないシーンがあった」と、さらに精度の向上を誓っていましたが、たしかな実力を、改めて証明してみせました。
2本目途中からはメンバーを大きく入れ替えた新潟ですが、いわきFCを押し込む時間は続きます。35分には河田選手の絶妙なパスから川口選手がドリブルで侵入し、中にパス。端山選手が合わせたボールは相手DFに当たり外れますが、サイドからたびたびチャンスを生み出していきます。
39分に得たコーナーキックでは、富澤選手が高い打点で合わせてつなぐと、待ち構えた河田選手が体をひねりながらジャンピングボレーでねじ込むスーパーゴール。アクロバティックなプレーに、サポーターの方々からも歓声が上がっていました。
陽も傾き始めた3本目ですが、新潟の選手たちのひたむきなプレーは続きます。練習生も加わり、いわきの攻勢を受ける時間が長くなりますが、粘り強く守ると、39分には酒井宣福選手がペナルティエリアで受けたファウルで得たPKを自ら豪快に蹴り込みます。酒井選手は短い時間でも特長を表現しようと精力的なプレーが目立ちました。
「チャンスをたくさん作っただけに、4点は少ない。もっとモノにしなければいけない」と、試合後の呂比須監督はチームを引き締めましたが、「クリエイティブな動きが出てきました。その点は非常に良かった」と評価するとともに、相手の状況を見極めて適切にボールを動かしていたことにも満足感を示していました。明日はオフ。まずはハードなトレーニングと練習試合での疲労を取り去り、大事な広島戦に向けて、手応えをさらに確かなものとするべく、準備を進めていきます。クラブハウスにご来場いただいた皆様、ありがとうございました。