【フォト日記】仕上げの一週間
2018/2/20

開幕まで残り一週間を切り、1月17日から高知・春野、静岡・御前崎と続いたキャンプ期間もいよいよ最終盤に突入しました。今日は午後練習のみとなり、ミーティングでトレーニングゲームの振り返りなどを行った後、選手たちは西日が差し込む中で約90分間汗を流しました。

チームの完成度を高める作業が一貫して続けられており、今日もウォーミングアップから判断を伴うメニューが組まれていました。常に状況を把握しながら、最善の判断を下せるよう、それぞれがしっかりと心掛けていきます。

6vs6のポゼッショントレーニングでは、鈴木監督が「予測を持って準備すること」をしきりに求めていました。選手たちもイメージを持って取り組んでいますが、より高い次元でそれを共有しながらプレーしていくために、頭を体も動かし続けることを意識します。

効果的な動き出しで何度もボールを呼び込んでいた田中選手。チームの攻撃を機能させていく上で、サポートの動きは欠かすことができません。スペースにすばやく動いてパスコースを作りながら、コーチングでも声を張り上げてボール保持者を助けていました。

GK陣もセービングやハイボールの処理など、基本的な部分を確認しながら、開幕戦へ照準を合わせて汗を流していました。雰囲気にも非常に一体感があり、絶えずお互いにポジティブな声掛けで鼓舞し合っていました。しっかりとこれを維持したまま、試合に向かいたいところです。

細部にまで徹底的にこだわるジェルソンGKコーチの指導も、選手たちの体に染み込んでいる様子。一人ひとりの動きもとてもスムーズで、毎日の積み上げが実を結んでいることがはっきりと見て取れました。

ここまでの準備期間でチームの基盤は作られ、戦術面における意思統一も進められてきました。それを全員でさらにブラッシュアップさせながら、実戦仕様に仕上げていきます。

明日はキャンプ最後の二部練習となっており、対人の要素も多く入れながら「追い込んでいく」と鈴木監督は語りました。コンディションづくりの面でも、明日は大切な一日となります。引き続き士気高く、トレーニングに励みます。