【フォト日記】背後を突く & 秋山裕紀選手新加入内定会見
2018/10/24

今日は9時半からの練習開始となり、ハードなトレーニングに励んでいた選手たち。練習冒頭は強い雨に見舞われたものの、ウォーミングアップを終える頃には上がり、安定したピッチコンディションで実戦練習を行うことができました。

8vs8では、縦長のコートで攻防を繰り広げていた選手たち。簡単に横パスに逃げることができないため、必然的にプレースピードは上がります。個人個人がボールを奪いにいく意識も非常に高く、ピッチ上には絶え間なく緊張感が張りつめていました。

町田はかなりのハイプレスを仕掛けてくることが予想されますが、その網目をかいくぐれば、背後には広大なスペースが広がります。一発の動き出しで裏を突くことはもちろん、それに呼応して2人目、3人目の選手がどんどん絡んでいくことで、守備を切り裂きにかかります。

最後まで明確なテーマが貫かれ、「裏への意識が刺激された」と語っていたのは河田選手。前線の選手がアクションを起こせば起こすほど、攻撃の迫力は増していくでしょう。しっかりと原点を再確認しながら、選手たちは運動量を上げてトレーニングに取り組んでいました。

同時に片渕監督が強調していたのは、「シュートを打つ意識」。ミドルレンジからでも、コースが空けば積極的にゴールを狙っていくことを求められていました。中盤では、高木選手がパワフルなシュートで存在感をアピール。「まだリーグでは点を取れていない。チャンスを確実に仕留められるようにしたい」と、得点への意欲を口にしていました。

明日のトレーニングは9時半ミーティングスタートとなります。今回もホームに歓喜をもたらすために、厳しい鍛錬を積み重ねていきます。

そして、今日は前橋育英高校より、秋山裕紀選手の来季新加入内定をお知らせいたしました。同校では新加入内定会見が開かれ、秋山選手は初々しい表情を見せながら、プロに挑む意気込みを語りました。

記者会見に参加した寺川能人スカウトは「ゲームメイクができ、テンポをつくりだすこともできる、新潟にはいないタイプの選手」と加入の意図を話しました。「J1へ復帰するために1年目からレギュラーになれるようにがんばってほしい」と、才能に頼らず必死の努力でメンバー争いに加わってほしい様子です。

秋山選手は8月下旬にチームのトレーニング参加し「選手ひとり一人のレベルの高さを感じ、このチームで活躍したい」と、実際にチームの雰囲気を体感したことが、新潟加入の決め手になりました。秋山選手は「特徴である視野の広さとゲームメイクで、チームの力になりたい」と、自身のストロングポイントをアピール。また、「プロになったことに満足せず、常に上を目指して、アルビレックス新潟に貢献できるようにがんばります」と真剣な表情で決意を表していました。

前橋育英高校からは渡邊泰基選手に続いて、2年連続で新加入となる秋山選手。「全国高校サッカー選手権で連覇することが目標」と、偉大な先輩に続こうと、まずは高校生活最後の大会に全力を尽くすつもりです。