【フォト日記】共につくっていく
2019/1/24

高知キャンプは9日目となり、実戦形式を主に取り組んでいきます。昨日までの2日間でフィジカルを追い込み、肉体的な疲労の蓄積もありますが、強い精神力を発揮して固い雰囲気のまま、約2時間の午前中のトレーニングに集中することができました。

攻守の基本コンセプトを頭と体に叩き込んだ選手たち。あとはシチュエーションに応じて、いかに選手たちがプレーを合わせられるかがポイントのひとつ。当然、個人のレベルアップも同時進行は必要で、冒頭はボールタッチの精度向上を意図したパストレーニングからスタート。

攻守の切り替えの早さが鍵となるトップチーム。7秒間という極めて制限された時間のなかで行なわれた攻防は、即座の認知や判断、実行が求められ、思い切ったプレーが連続的に見られました。

今シーズン、トレーニングの中では最も大きなスペースを使った11対11のゲーム形式が、今日の最終メニュー。個々の特徴を、より詳しく把握し合うためにも、終始ピッチでは大きな声が飛び交っていました。

ボールを奪うための守備、ゴールを打ち抜くための攻撃を磨き上げようと、ぶつかり合う選手たち。「一方的に押し付けるのではなく、共につくりあげていきたい」と、試合の合間の給水時、片渕監督はチーム別に歩み寄り、細部の動き方を共有していました。

「選手たちが感じていることに耳を傾け、また外側から見た印象も伝えている」という片渕監督の言葉どおり、勝利に近づけるために蓄積すべきことが、プレー面でも会話の中でも数多く見えています。
