【フォト日記】コンセプト・アグレッシブ・ハードワーク

2019/1/26
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高知キャンプ11日目は高知ユナイテッドSC、高知大学とのトレーニングゲームを実施しました。昨日に片渕監督が話していたように、選手出場時間はコントロールされ、それぞれがゲーム感覚を養いながら、チームコンセプトを表現しようとピッチを駆けました。

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コンセプトの共有に加えて「攻守ともアグレッシブ、ハードワーク」をテーマにした今日のトレーニングゲーム。まずは、高知ユナイテッドSCとの30分ゲームからスタート。陣形をコンパクトに、やや低い位置でブロックを敷く戦い方を相手は選択している様子。

photoこれは新潟の今季の課題のひとつである、パスワークでの攻めを試行するチャンスでした。自陣でボールをつなぎ、ボランチが絡みながら少ないタッチで攻撃の糸口を見出す新潟。カウエ選手が上下左右にステップを踏みながらリズムをつくっています。

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また、パウロン選手、広瀬選手のセンターバックのコンビは縦へのロングボールで相手の背後を狙うパスを供給。左サイドの堀米選手がペナルティエリア付近までドリブルで侵入してクロスを上げますが、平松選手にはうまく合わせることができませんでした。

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川口選手のシュートがポストにあたるという惜しいシーンはありましたが、ゴールを奪えなかった最初の30分。2本目が始まる前「相手陣内の1/3のエリアへの入り方を考えよう」と、片渕監督からの指示を得た選手たちは、パスワークが冴えて次々とチャンスメイク。

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GKの田口選手は落ち着いてショートパスをつなぎ、レオナルド選手は前線からボールを追って献身的な守備をするという、片渕監督の求めるプレーが続きます。先制点は相手のファールで得たペナルティエリア内で得た間接フリーキックから、シルビーニョ選手が決めました。

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その後は「相手が慌てているように見えた」と、戸嶋選手が語るように、新潟の連動したプレーに後手を踏んでいく高知ユナイテッドSC。12分には、右サイドのスペースをついてクロスが供給されると、ボールウォッチャーになる相手のファーサイドから新太選手が走りこみ右足で豪快にダイレクトボレーを突き刺しました。

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3点目も新太選手。相手のボールを中盤で奪うと加藤選手、レオナルド選手とつながり左サイドを全速力で駆け上がる新太選手へスルーパスが入り、難なく流し込んでいました。

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3-0で勝利をおさめたあと、高知大学とのゲームがキックオフ。渡邊泰基選手、本間至恩選手、秋山裕紀選手とフレッシュなメンバーもコーチングスタッフにアピールしようと必死にプレーしています。

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先制点はシルビーニョ選手の弾丸シュート。その直前のプレーに関わった至恩選手の俊敏性は目を奪われるもので、ペナルティエリアで放ったシュートがポストに跳ね返って再び至恩選手の足元におさまり、ゴールに張り付いた相手を見てマイナス方向にラストパスを送っていました。

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その後も凌磨選手のテクニカルなゴール、秋山選手のミドルシュートのゴールで3-0と1本目を終えます。最後の30分は、横殴りの雪がピッチを通り過ぎる環境で試合開始のホイッスルが響きます。

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開始早々の2分には、一瞬の隙を見せてしまい失点を浴びますが、矢野選手のゴールで突き放します。追加点を狙って、新潟がボールを握る時間は増えますが、ゴール前で迫力を発揮できません。最終盤には、相手がうまくゴール前で合わせて2点目を失い、まもなく試合終了。4-2という結果となりました。

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「ボールがよく循環した」と手応えを示す一方「個人の隙や油断が失点につながる」と、甘さを消し去るべく、次のトレーニングを見据える片渕監督。J2リーグ開幕戦まであと30日。積み上げるべきことに注力していきます。

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