シーズンパスホルダー、及びサポーターのみなさまへ 是永大輔代表取締役社長よりメッセージ

2020/6/12

いつもアルビレックス新潟に温かいご声援ありがとうございます。昨日の「【アルビレックス新潟シーズンパスホルダーのみなさまへ】無観客開催後の収容率制限について」(https://www.albirex.co.jp/news/59162/)という発表が、みなさまに疑念を抱かせてしまっているようですので、私の言葉で少し補足させてください。

【前提】
Jリーグもクラブも3月上旬から新型ウイルスに翻弄され続けています。今シーズンは異例に次ぐ異例が続き、日々刻々と状況が変わっています。昨日まで丁寧に組み立ててきたものを、今日は崩して新しく作り直さなければいけないことも日常茶飯事です。そんな中でもありますので、今季のJリーグの目標は「若干の不公平をのみ込んでも試合を継続していくこと」、つまり全試合、あるいはなるべく多い試合数を消化することです。

612日現時点において、入場制限試合のレギュレーション(例:5,000人、収容率50%以下など)で確定していることはありません。どういう状況になるか分からない中で、仮に発表されている政府方針(525日、社会・経済活動の制限や自粛要請に関する「段階的緩和の目安」)に則った場合を想定し、シーズンパスの取り扱いについての決定事項を突然発表するよりも、先んじて可能性の段階でみなさまに共有させていただくほうがよいと判断し、昨日の発表となりました。

また、クラブはJリーグの指示に従い、収容率50%想定での試合運営や配席についての準備は、5月の上旬から進めています。そして、それに関してはある程度の見込みが立っています。しかし、クラブが61日の発表(「2020シーズンパス・年間駐車券の対応について」)をした段階では、無観客試合と50%収容率制限という2つのケースだけが確定した情報でした。しかしながら、3つ目のケースである5,000人制限の情報が後から入ってきたことによって、クラブからの発表順序が逆になった印象を与えてしまい、一部のみなさまに疑念を抱かせてしまったのだと思っています。ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。

【議論の経緯】
仮に収容5,000人制限の試合がある場合、運営面で重視したのは公平性とシーズンパス購入者へのリスペクトです。

・そもそも、約8,500枚販売しているシーズンパスの中から観戦可能な5,000人に絞るという作業は、逆に言うと観戦できない3,500人を選ぶという辛い作業になる
・大切なシーズンパス購入者の気持ちを踏みにじることになる
・券種優先にしても抽選にしても、観戦できない方には不公平感が残る
・ならば全員に公平なのは、無観客試合なのではないか
・それでは本末転倒だ
などという議論が社内で延々と繰り返されました。

選択肢としては、
1.無観客試合にする
2.券種など優先順位を決める
3.感染リスクの観点からスタジアムからの距離で決める
4.抽選で決める
5.シーズンパス対象外(払い戻し対象)試合にする
などがありました。

議論の結果、5,000人制限の試合が発生した場合、シーズンパス対象外(=払い戻し対象)にした上で、シーズンパス購入者(ご意向確認でABを選んでいただいたみなさま)を優先し、かつ優待価格でチケットを販売させていただくことが最も公平性を保つことになるのではと判断しましたので、この方向で調整と検討を進めています。ただし、決定事項ではありませんので、以降のクラブからの発表をお待ちいただきたく存じます。

【最後に】
新型ウイルスの影響で、想定外のことが毎日起こっています。多くの混乱の中でも、確実に試合を運営していくことが求められています。ひとりでも多くの方々にご納得いただけるように進めてまいりますが、一方ですべての方にご納得いただくことが極めて難しい状況となっております。悔しい思い、そして断腸の思いですが、みなさまにはどうかご理解いただきたく存じます。 

みなさまからの後押し、いつも勇気をいただいています。
心より感謝申し上げます。

引き続きアルビレックス新潟に温かいご声援をよろしくお願いします。



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