【フォト日記】新潟市立上所小学校「新潟フィールドワーク」に内田潤アカデミーダイレクターが参加
18日(木)の午前、内田潤アカデミーダイレクターが、新潟市立上所小学校「新潟フィールドワーク」と題された6学年の総合的な学習の時間に講師として参加しました。
児童が地域で活躍する方々に直接話を聞き、自分の生き方に活かせることを考える取り組みです。講師として参加した24名は、事前に「自分年表」を書いており、その内容についての説明に加え、夢を実現させるために必要なこと、新潟で活動することの魅力などについてお話しました。
内田ダイレクターだけでなく、スタジアムMCとしてもご活躍いただいている森下英矢さん(NAMARA)も参加されていました。
参加した児童が進行し、インタビュー形式で行われた授業では、たくさんの質問が寄せられました。「プロ意識について教えてください」という児童からの質問に対して、「プロサッカー選手が評価されるのは『応援されているからこそ』だと、歳を重ねるにつれて理解するようになりました。そういう人たちに勝利を届ける、仮に負けたとしても決して諦めない姿勢を見せること」と話したのに続け、「1日約2~3時間のトレーニング以外の時間をどう使うか。自分が意識していたのは、サッカーだけではなく、こういう機会に参加することや、社会に向けてできることに取り組むこと」とピッチ内外での立ち振る舞いが大切だと語っていました。
スポーツトレーナーを目指しているという児童から「選手にとって、トレーナーはどんな存在ですか?」という質問が寄せられました。36歳まで現役生活を送ってきた内田ダイレクターは、現役当時お世話になった日暮清さん(現 横浜F・マリノス ヒューマンパフォーマンスダイレクター、2008~2016シーズンまでトップチームヘッドトレーナー)のおかげで「選手寿命が5年延びた」と感謝の想いを話しました。「トレーナーは、マッサージや治療だけでなく、そういう力もある仕事だし、表に出る選手を支える大事な職業」と、プロサッカー選手を支える仕事について、選手の立場から紹介していました。
内田ダイレクターが作成した年表を見て、児童の皆さんにお話したのは高校時代のエピソード。兵庫県尼崎市から単身関東へやってきた内田ダイレクターは、「高校2年生まで、1分も公式戦に出ていない」というボランチの選手でした。転機となったのは、高校3年生で監督からサイドバックへのポジション変更を薦められた結果、試合に出られるようになったこと。「そのままボランチでやると言っていたら、その先にはつながっていなかった」という経験から、「言われたことをやってみることで、道が拓けることもあります。みんなにそういう瞬間が訪れたら、まずはやってみてください」とアドバイスに耳を傾けること、チャレンジすることの重要性を語っていました。
内田ダイレクターは、新潟で活動することの魅力、仕事のやりがいを「雪深い地域から、プロサッカー選手やすばらしい人間性を持った人物を社会に輩出すること。そして『新潟でもできる』『新潟は面白いことをやっている』と思ってもらえるような、新潟ならではの取り組みを発信することを通じて、『新潟ってすごいな』と思わせたい」と児童の皆さんにお話しました。
30分という短い時間でしたが、充実した時間を過ごした児童のみなさん。内田ダイレクター以外にも、地域で活躍されている多くの方が講師として参加されたおかげで、児童の皆さんにとって多くの学びの機会になったと思います。
貴重な機会をいただいた上所小学校の皆さん、ありがとうございました。