【スマイルプロジェクト】トーマス デン選手が新潟市立横越小学校を訪問
2024/11/24
11月21日(木)午後、トーマス デン選手と草柳悠通訳が、新潟市立横越小学校を訪問しました。同校の総合的な学習の時間で、キャリア教育の一環として企画された講話で、プロサッカー選手になったきっかけや、実現に至るまでに努力したこと、仕事のやりがいや目標をお話することで、働くことのやりがいや職業への夢・憧れを抱く機会にすることを目的としたもの。オーストラリアでプロサッカー選手のキャリアを始めたトーマス選手は、オーストラリアで学んだ母校への訪問や、オーストラリア代表の遠征時にインターナショナルスクールを訪問した経験を持っていますが、日本で学校を訪問するのは今回が初めて。「新潟の街のみんなが、アルビレックス新潟を知ってくれている。自分が行くことで元気になってもらえれば」と訪問を楽しみにしていました。
児童の皆さんが歌うトーマス選手のチャントで迎えられると、「みんなが喜んでくれていて、とても嬉しい。これまで、たくさんの人たちが横越小学校に来ていると思うけど、その中の一人になれて嬉しい」と挨拶。事前にトーマス選手のことを調べてくれていた児童の皆さんに、改めてトーマス選手の自己紹介を兼ねて、世界地図を使ってこれまでのキャリアを紹介しました。2022年にアルビレックス新潟の一員となったトーマス選手は、「移籍してくるまで、新潟のことは知らなかった。来てみて感じるのは、コミュニティの輪や郷土愛が強くて、みんなで助け合っている」と3年目となる新潟の印象を語っていました。
自身が生まれたケニアで一番人気のあるスポーツだというサッカーは、子どものころからトーマス選手の身近にあったそうです。今でも忘れることができないのは、初めてメルボルンビクトリー(オーストラリア)とプロサッカー選手契約を締結した際の喜び。時にケガに悩まされたり、思うように試合に出られなかったりと「モチベーションを保つことが難しいときもある」というトーマス選手の頭に常にあるのは、「サポートがなかったら、プロサッカー選手になることはできなかった」というお母様への感謝の気持ちでした。
児童の皆さんからは、サッカーに関わるものだけでなく、日々の生活に関する質問も寄せられていました。オフの日は、体を休めるために自宅で過ごす時間が長いというトーマス選手に、「好きなキャラクターや日本の番組などはありますか?」と質問すると、答えで返ってきたのは、児童の皆さんもよく知る日本のアニメ。「オーストラリアにいたときもよく見ていた」という話に、驚いた様子を見せていました。
「子どもたちから力をもらえるすばらしい機会だった」と振り返っていたトーマス選手は、サッカーが好きな児童に対して、「一生懸命練習して、集中して、サッカーを愛し続ければ、きっとプロサッカー選手になれる」とメッセージを送っていました。
トーマス選手の言葉は、サッカーに限ったものではありません。「夢ややりたいことがあったら、あきらめずに追いかけ続けてほしい。もしも目の前にチャンスが来たら、チャンスを逃さずに頑張ってほしい」というメッセージが、児童の皆さんのこれから先の未来の道標になってくれれば、うれしく思います。
トーマス選手の訪問を楽しみにしていた児童の皆さんは、記念撮影をする際には競い合うようにトーマス選手のそばに行ったり、握手やハイタッチをしたり、とても興奮した様子を見せていました。温かく、熱く迎えてくださった横越小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
アルビレックス新潟では、今回のような学校訪問をはじめ、たくさんの笑顔に貢献するアクションとして、ホームタウン活動を「スマイルプロジェクト」と定義し、笑顔溢れる街づくりに取り組んでまいります。