【フォト日記】新潟市立内野中学校に堀米悠斗選手と早川史哉選手が訪問しました

2025/5/28

 

今日の午後、トップチームの堀米悠斗キャプテンと早川史哉副キャプテンが、ホームタウン活動の一環で新潟市立内野中学校を訪れ、1年生264名を対象にキャリア教育講話(総合的な学習)を行いました。

 

 

代表生徒の進行のもと、パネルディスカッション形式で選手たちが自身の経験談を交えてキャリアについて語ります。中学1年生当時のことを尋ねられた堀米選手は、「すでにサッカー選手を目指していた。勉強は苦手だったが、進路に必要な学力はしっかりとつけようと意識していた」と語り、サッカーに熱中していたことを挙げて、生徒に「熱中できることを見つけることが大切」と、伝えていました。

 

 

早川選手が通っていた小針中学校時代の思い出を語ったところ、内野中学校の本間校長がマイクを握ります。早川選手が中学生時代に体育を受け持っていたという間柄で、本間校長は「私は陸上を担当していて、サッカーをしていた早川くんの持久力の高さを知り、駅伝大会に出てもらったことがある」と話すと告げられると、会場はどよめきました。

 

 

集団のまとめ方を問われた堀米選手。10代から30代という年齢の幅、国籍も多様なチームであることを説明したうえで、「サッカーで新潟を元気づける。勝利を届けて新潟の方々に喜んでもらうという目的でみんなが集まっている。その中で大切にしているのは挨拶」と、きっぱりと答えます。「顔色をよく見て、感情を読み取ってコミュニケーションをはかっている」と、キャプテンらしく広い視野で、チームをいい方向に進めようとしていることを話しました。
 

 

また、早川選手からは急性白血病を患ったことや、公式戦のピッチに力強く戻るまでの経験が語られました。「プロ1年目で急性白血病と診断された。病気にショックを受けたが、もう一度サッカー選手の道をスタートさせるんだという強い気持ちで、毎日病気と戦った」と、早川選手が話す姿を生徒はじっと見つめていました。「どんなときでも全力を尽くすことが鍵」と、闘病生活の中からヒントを得た早川選手は、「全力を出し切ってトライしてこそ、うまくいかなかったら別の方法を考えることができる。その繰り返しでチャレンジする気持ちは強くなるし、全力を尽くす気持ちを大切にしていけば、素晴らしい道に進んでいけるはず」と、生徒に激励の言葉を送っていました。

 

 

パネルディスカッションの最後、「人生を歩むためのメッセージを」と、進行役の生徒から投げかけられた質問に、堀米選手は次のように答えました。「以前、アルビの監督をしていたアルベルさんから『家に帰り、祖父母の後悔を聞いてみなさい』と言われたことが印象深い。『あのときこうすれば良かった、こんなことをやっておけば良かったと、やらなかったことの後悔を挙げるだろう』と説明された」と、思い起こします。「確かに自分も、チャレンジしたことの失敗よりも、やらなかったことの方を思い出す。やはり何事にも悔いの残らないようにチャレンジすべきだと気付かされて、皆さんにも伝えたいと思って話した」と、素直に自身の経験談を例に、生徒たちの目を見て話していました。

 

 

二人の選手は、未来ある学生たちに努力し続けることを伝えたかったように感じます。約40分の講話の最中、耳を傾ける生徒たちは深くうなづきながら、自身の糧にしていた様子。短い交流となりましたが、選手が退場するときには花道がつくられ、笑顔を見せ合い、また再会を誓い合っていました。

 

 

今後、生徒たちは講話の内容の振り返りの場が設けられ、それぞれが感じたことを共有し、学びが深まれば幸いです。今日、共に過ごした中で夢を実現するために必要な力や、進路の選び方の参考になれば嬉しい限りです。内野中学校の皆さん、お招きいただきまして、ありがとうございました。












ユニフォームパートナー