アルビレックス新潟U-12 ドイツ遠征リポート【前編】
2017/4/6
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。アルビレックス新潟U-12では、3月28日(火)~4月4日(火)の期間でドイツ遠征を行いました。アルビレックス新潟U-12スタッフによる遠征リポートを前後編に分けてお知らせいたします。今回は前編です。
3月28日、我々U-12は成田空港を出発し、ドイツに向かいました。今回の遠征の目的は、大きく2つあります。
1つは、ピッチ内のサッカーに関することです。
現地の強豪チームと試合をすることで、現時点での彼らとの違いを肌で感じ、それを日本に持ち帰って今後の成長につなげていきます。
もう1つは、ピッチ外のことです。
感受性が豊かな小学生の段階で海外(今回はドイツ)に行くことにより、今まで知らなかった世界を体験していきます。
また、日本とドイツの違いを知ることで、日本や新潟の良さを再確認していきます。
ちなみに、U-12の選手は10名中9名が初めて海外に行くとのこと。中には、今回初めて飛行機に乗る選手もいるそうです。

台北でのトランジットを含め、新潟を出発してから約28時間後にようやくフランクフルトに到着しました。シュツットガルト中央駅にて、今回5日間お世話になる河岸さんと合流しました。河岸さんはかつて岡崎慎司選手がVfBシュツットガルトに在籍していた時にトップチームコーチ兼通訳として活躍されていました。

ひとまずホテルに荷物を置いて、この日はVfBシュツットガルトのスタジアム見学ツアーに向かいました。
1893年に設立された同クラブの伝統の重みが、いたるところで感じられるスタジアムでした。

(スタジアム見学のアテンドをしてくれた、マヌエルさん)

3日目は、午前中にVfBシュツットガルトのスクールコーチであるマヌエルコーチとフィリップコーチによるトレーニングでした。
W-upは非常に頭を使う内容になっており、四苦八苦する選手が多かったです。

(右から河岸さん、フィリップコーチ、マヌエルコーチ)

3日目の午後は、VfBシュツットガルトとのトレーニングマッチでした。VfBシュツットガルトは、現在日本代表の浅野拓磨選手が所属しているクラブであり、アルビレックス新潟ユース(現U-18)出身の酒井高徳選手が2012年から2015年まで所属していたクラブでもあります。
ドイツ国内でもシュツットガルトはアカデミー選手の育成に定評があり、現ドイツ代表のサミ・ケディラ選手(ユベントス)などもこのクラブのアカデミー出身です。
U-12も勝利を目指して必死に戦いますが、攻撃ではボールを受ける前の準備が悪く、相手のプレッシャーの速さに対応しきれません。逆に相手がボールを持った時に素早く奪いに行くのですが、パスやドリブルをうまく使い分けられ、簡単にボールを奪わせてはくれませんでした。20分×3本の試合形式で行い、0-1、0-4、1-3の合計1-8でした。同い年のブンデスリーガのクラブの選手たちのレベルの高さを感じた試合でした。ただ、アルビらしく最後まで諦めずに戦い、3本目に得点を挙げたことをマヌエルコーチも評価していました。

4日目の午前は、3日目同様マヌエルコーチとフィリップコーチによるトレーニングでした。VfBシュツットガルトとの試合から抽出した課題をトレーニングしてくださいました。

4日目の午後は、シュツットガルト キッカーズとの試合でした。このクラブ出身者には、前ドイツ代表監督のクリンスマンや、浦和レッズにも所属したブッフバルトなどがいます。
前日の反省も踏まえて、臨んだこのゲーム。守備ではコンパクトな陣形からボールを奪う機会もたくさんありました。そこから素早く攻撃に転じることで、相手ゴールに迫る機会も増えました。ただ、相手ゴールに近づいた時のプレーの質が足りず、ゴールを奪うことはできませんでした。18分×3本の試合形式で行い、0-1、0-0、0-2の合計0-3でした。3日目に比べると手応えを感じたゲームではあったものの、結果に結びつけることはできませんでした。
この2日間の試合で変化したものもありました。ただ、まだまだ「ゴールに向かう」「チャンスを逃さずシュートを打つ」「シュートを決める」といった攻撃の本質や、「ボールを奪う」「ゴールを守る」といった守備の本質に、今回の対戦相手との差を感じました。
3月28日、我々U-12は成田空港を出発し、ドイツに向かいました。今回の遠征の目的は、大きく2つあります。
1つは、ピッチ内のサッカーに関することです。
現地の強豪チームと試合をすることで、現時点での彼らとの違いを肌で感じ、それを日本に持ち帰って今後の成長につなげていきます。
もう1つは、ピッチ外のことです。
感受性が豊かな小学生の段階で海外(今回はドイツ)に行くことにより、今まで知らなかった世界を体験していきます。
また、日本とドイツの違いを知ることで、日本や新潟の良さを再確認していきます。
ちなみに、U-12の選手は10名中9名が初めて海外に行くとのこと。中には、今回初めて飛行機に乗る選手もいるそうです。

台北でのトランジットを含め、新潟を出発してから約28時間後にようやくフランクフルトに到着しました。シュツットガルト中央駅にて、今回5日間お世話になる河岸さんと合流しました。河岸さんはかつて岡崎慎司選手がVfBシュツットガルトに在籍していた時にトップチームコーチ兼通訳として活躍されていました。

ひとまずホテルに荷物を置いて、この日はVfBシュツットガルトのスタジアム見学ツアーに向かいました。
1893年に設立された同クラブの伝統の重みが、いたるところで感じられるスタジアムでした。

(スタジアム見学のアテンドをしてくれた、マヌエルさん)

3日目は、午前中にVfBシュツットガルトのスクールコーチであるマヌエルコーチとフィリップコーチによるトレーニングでした。
W-upは非常に頭を使う内容になっており、四苦八苦する選手が多かったです。

(右から河岸さん、フィリップコーチ、マヌエルコーチ)

3日目の午後は、VfBシュツットガルトとのトレーニングマッチでした。VfBシュツットガルトは、現在日本代表の浅野拓磨選手が所属しているクラブであり、アルビレックス新潟ユース(現U-18)出身の酒井高徳選手が2012年から2015年まで所属していたクラブでもあります。
ドイツ国内でもシュツットガルトはアカデミー選手の育成に定評があり、現ドイツ代表のサミ・ケディラ選手(ユベントス)などもこのクラブのアカデミー出身です。
U-12も勝利を目指して必死に戦いますが、攻撃ではボールを受ける前の準備が悪く、相手のプレッシャーの速さに対応しきれません。逆に相手がボールを持った時に素早く奪いに行くのですが、パスやドリブルをうまく使い分けられ、簡単にボールを奪わせてはくれませんでした。20分×3本の試合形式で行い、0-1、0-4、1-3の合計1-8でした。同い年のブンデスリーガのクラブの選手たちのレベルの高さを感じた試合でした。ただ、アルビらしく最後まで諦めずに戦い、3本目に得点を挙げたことをマヌエルコーチも評価していました。

4日目の午前は、3日目同様マヌエルコーチとフィリップコーチによるトレーニングでした。VfBシュツットガルトとの試合から抽出した課題をトレーニングしてくださいました。

4日目の午後は、シュツットガルト キッカーズとの試合でした。このクラブ出身者には、前ドイツ代表監督のクリンスマンや、浦和レッズにも所属したブッフバルトなどがいます。
前日の反省も踏まえて、臨んだこのゲーム。守備ではコンパクトな陣形からボールを奪う機会もたくさんありました。そこから素早く攻撃に転じることで、相手ゴールに迫る機会も増えました。ただ、相手ゴールに近づいた時のプレーの質が足りず、ゴールを奪うことはできませんでした。18分×3本の試合形式で行い、0-1、0-0、0-2の合計0-3でした。3日目に比べると手応えを感じたゲームではあったものの、結果に結びつけることはできませんでした。
この2日間の試合で変化したものもありました。ただ、まだまだ「ゴールに向かう」「チャンスを逃さずシュートを打つ」「シュートを決める」といった攻撃の本質や、「ボールを奪う」「ゴールを守る」といった守備の本質に、今回の対戦相手との差を感じました。
