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アカデミー&メソッド部門、新型ウイルスによる活動自粛解除後のメソッド部門提供トレーニングメニュー(SMARTFIELDER)

2020/6/16
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
新型ウイルスによる活動自粛解除後、アカデミー部門も段階を踏んで活動を再開しているところですが、アカデミーが今月に行なったトレーニングメニューの一部を紹介いたします。

日本サッカー協会が展開した資料によると、感染と怪我を避けるために5つのフェーズを経て、通常トレーニングを再開することになっています。このフェーズを守り、目的を達成するためには段階的にコンタクトを増やし、少しずつトレーニングに負荷をかけていくことがポイントのひとつだと考えています。
図1.日本サッカー協会による各クラブに向けられて配信されている資料


このたび紹介するトレーニングメニューは、フェーズ2にあたり、スモールグループに分かれて、接触プレーを避けながら行うものとなります。このようなトレーニングメニューをつくる際の目的は、プレー中の判断を促すこと、またミニゲームやボールポゼッションでも起こるバトルがある状況を発生させることに加えて、コンタクトを避けるために選手たちは決まったゾーンでプレーすることと、その中で状況を打開する術を身につけてもらうことになります。

図2.プレー中の判断とコンタクトを避ける為のトレーニングメニュー

このトレーニングメニューは非ボール保持者がメイン。主にサポートの動きを指しますが、テーマの細部である“前進のサポート”について追及します。

非ボール保持者の選手達は、自分に近い相手のポジショニングを見てボールを受けるときに、いつ突破するポジションに動くのかを同一視しなければなりません。近いディフェンスの選手がボールを受ける選手の近くに寄ってきている場合、突破するのは難しいので、後ろに下がってボールを保持するための助けを行う方がいい判断といえます。しかし、近いディフェンスの選手がゾーンを守っている場合は、非ボール保持者がディフェンスと同じ高さと深さを取ったうえに、必要な幅を取りながらボールを受けたときに突破することができます。



U-12小林高道監督のコメント:
特にサイドの選手が重要で、最終ゾーンに入るために前進のサポート、継続のサポート、3人目のサポートなど、どういったサポートを選択し実行するかが大切です。
実際にトレーニングを行なうと、ボール保持者しか見ていない選手が多かったため、身体の向きをつくり、ディフェンスの位置を確認し、どういったサポートをするべきかを選択するように修正しました。試合中でも絶え間なく行われるアクションであり、U-12の年代から意識して取り組むことが重要だと感じています。


U-12森山裕太選手コメント:
Q.このトレーニングで感じたことは?
A.ボールを失わずに前進しやすくなりました。
Q.学べたことは?
A.自分のサポートの位置が、ディフェンスの動きによって変わることです。
Q.このコンセプトを習得することで、試合でのパフォーマンスに影響は?
A.ボールを持っていないときにディフェンスを見るので、ボールを失いにくくなるため、パフォーマンスが上がると思います。

最後に、トレーニングメニューにご興味にある方向けに、定期的にトレーニングメニューをお知らせしていきますので、引き続きご覧ください。


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