【フォト日記】ボールを奪うため

2018/1/21
photo
高知キャンプ5日目。午前中、フィールドプレーヤーとゴールキーパーは別々のピッチでトレーニング。キーパーは、さまざまな角度で飛んでくるジェルソンコーチのシュートに対し、体を伸ばしてキャッチし、あるいは片手ではじき出すなど、何度も反復しました。

photo
キャンプ初日から、ジェルソンコーチの厳しいコーチングで、ポジショニングや姿勢に関する修正を続けてきた選手たち。まだまだ技術向上は求めていきますが、時折「正しい動き方ができているぞ」とジェルソンコーチの声が聞こえ、選手たちはより引き締まった表情でトレーニングを続けています。

photo
試合出場できるキーパーは一人だけ。胸の内に闘争心は宿っていますが、一方で「チーム」としての成長も意識しています。ジャンプの到達点を高くしてキャッチした時、目一杯の横飛びでボールに触れた時など、いい反応を見せた場面は拍手で守り立てていました。

photo
フィールドプレーヤーは、午前中をフィジカル中心のトレーニング。ゴムチューブを素早く引っ張るもの、太いロープを上下に揺らすもの、トランポリンの上に片足で立ち上がって静止するものなど、8種類のサーキットトレーニングで体の内部の筋肉を鍛えました。

photo
各選手の攻守の能力を確認するために、午後は対人トレーニングを実施した鈴木監督。フィジカルを向上させることも視野に入れて行われ、選手たちは3つに分けられたコートで、1対1や2対2の人数で、次々と攻防を繰り返しました。

photo
守備に対しては「ボールばかり見てはいけない、相手も見ること」と、ボールを奪うための間合いやタイミングを見失わないことなど、細部の動きに状況判断が必要であることを鈴木監督は選手たちに教えます。

photo
ここぞの場面でボールにアタックできなかったプレーに対し「チャンスなら積極的に奪いにいこう」と、鈴木監督は身振り手振りを交えて選手たちに動作を求めていました。

photo
「相手がキープしている時、ボールに触らないフェイントにかかる選手もいました」と、相手との距離が近い場合は、ボールを見て対応しなければならないと、練習後に振り返った鈴木監督。「現状がどうかを見るために行えたのが大事」と、選手へ促す修正点が見つかり、大きな収穫だった様子です。

photo
一方の攻撃では、河田選手や渡邉新太選手らが縦に鋭い突破を見せて、ゴールネットを揺らすシーンが多数。3人の選手がダイレクトでパスをつなぎゴールを決めた時は「素晴らしい」と拍手がおこる場面もあり、疲労度が高まるなかでも笑顔は絶えません。

photo
「狙いは見えた」と、攻守の動きの確認ができた鈴木監督は、「場面に応じたポジショニングが大切。とにかく考えることが重要。経験を積んでいけば必ずできるようになる」と守備の改善を想像しています。

photo
体の疲労はピークを迎えていると感じている鈴木監督ですが、「明日は人数を増やして守備全体のフォーメーションをやる予定」と、着々とステップを上がっていくつもりです。個人技術とチーム内の意識を共有していくことで、強固なチームができあがっていくでしょう。

photo


ユニフォームパートナー