
高知キャンプに取り組んで1週間が経ちました。7日目の今日は、午前中のみのトレーニング。鈴木監督は、これまでのトレーニングで共有してきたディフェンス面が、どれだけ浸透しているかを確認するため、昨日に続いてフルコートゲームで、選手たちの動きをチェックしていました。

昨日に期限付き移籍加入を発表した、坂井選手も元気に登場。「自分なりに体を作ってきた」と、合流前もトレーニングは続けていましたが、今日は練習参加せずに、ピッチの脇で汗を流しました。常にピッチに視線を向けて、トレーニングイメージを膨らませている様子です。

これまで同様、ウォーミングアップでは二人一組のボールタッチなどで体を温め、冷たい風が吹く今日の天候にもケガをしないように、体の状態を確認する選手たち。

ゲームが始まれば、それぞれが声を出し、ポジショニングに注意しながら激しくぶつかり合います。倒れてもすぐにプレーに戻る姿は、まさにスタメン争いそのもの。まずは、リーグ開幕に向けて、個人の戦いは熱を帯びるばかりです。

ゴールキーパーも、ジェルソンコーチのもとで鍛えてきた基本を、ゲームのなかで現そうと、こまめにポジショニングを確認し、正確なパスを送ろうという姿勢が見えています。「これまで叩き込まれた修正内容を、ゲームで出せて少し成長を感じる」と、田口選手は充実を語ります。

ゲーム中に見られたのは、渡邉新太選手のゴール。「大卒は即戦力と見られている」と、自覚十分に、結果で応えて見せました。ゴール以外にも、積極的に前線から守備をするプレーは、監督の目に焼きついていると信じて、継続の気持ちで戦い続けます。

「まだ去年のサッカーをしている」と、鈴木監督は選手へ意識改革を求めます。「両サイドバックのポジショニングが高く、奪われたらカウンターになってしまう」と、修正を施すポイントをいくつも述べ「狙いを持った守備意識」をチームで共有していく意向です。

休みなく7日間を過ごした選手たちは、高強度のトレーニングで疲労が蓄積しているはず。チームは明日をオフにして、明後日1月25日(木)から再びピッチでトレーニングをします。しっかりと疲労を取り去って、一段とたくましくなった選手たちの姿を楽しみに待ちましょう。