【フォト日記】攻守を分けて
2018/1/26

高知キャンプは10日目になりました。選手たちは当初より日焼けし、勇ましい表情になってきました。リーグ開幕まで1ヶ月を切り、激しいポジション争いがとどまることはありません。昨シーズンに出場を重ねた選手も、新たに加入した選手たちも、横一線に並んだ状況から抜け出そうと、熱い練習が続きます。

午前中、フィールドプレーヤーは10種類のサーキットトレーニングを実施。これまでとの変化は、各メニューにボールワークが加わったこと。スプリントでは正しい姿勢を保つように指示が飛び、ボールタッチにも当然、正確性が求められ、気の抜けない状態。誰もが技術向上と、フィジカル強化を胸に、サーキット特有の「動と静」に意識を集中させています。



ゲーム体力を身につけるトレーニングは継続しつつ、戦術の浸透に当てる時間が長くなり、攻守とも要求のレベルを上げているコーチ陣。今まで身につけたものを手放さず、ピッチで表現しようと、選手たちは慎重に正確に互いに求め合ってプレーしています。

今日は新たに、守備陣と攻撃陣を分けたメニューで、ポジションごとの動き方を確認させた鈴木監督。攻撃陣に対しては、動き出しに何度も注文を出し「簡単にはいかないぞ」と、試合をイメージした動作を求め、フォワードの動きに合わせてパスを送る中盤の選手にも「正確に」と、イメージを共有させようと声を挙げていました。

一方の守備陣は、ボールを奪うためのポジショニング意識を植え付けます。センターバックも積極的に体を寄せてカットのタイミングを見計り、それに応じて他の選手はラインコントロールやカバーリングに動くなど、栗原コーチの指導のもとで着実に守備統制が進んでいます。

「疲労も蓄積しているから」と、鈴木監督は1時間強で全体トレーニングを終了。その後の15分をフリートレーニングとすると、選手によりランニング、ロングパス、ストレッチや筋トレと、補いたいことに専念。全員が高い意識で、今日一日を過ごしました。


あと3日間は、チーム内でのトレーニングに専念できますが、来週からはトレーニングゲームも開始となり、さらなるアピールが必要となる選手たち。自分の体と向き合い、休息などのケアに努めながら、日々の戦いに挑戦します。
