アカデミー&メソッド部門、ポジション別トレーニング(SMARTFIELDER)

2020/7/7
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
アカデミー&メソッド部門から、今回はポジション別のトレーニングメニューを紹介いたします。アカデミー部門として構築を進めているゲームモデルに合わせたものとなります。ポジション別トレーニングはU-18とU-15のカテゴリーの選手が対象ですが、それは年齢的にも少しずつポジションが決まってくる年代というのが理由のひとつです。

このトレーニングメニューでは、ウィングの選手にピッチの幅を確保するように徹底します。メインテーマはディフェンスの背後を取ることですが、細部については、以下の動きをいつ行うのかを確認しています。1つは、前述のようにディフェンスの背後を取る動き、2つ目に、相手ディフェンスと中盤のライン間でサポートをすること、3つ目は足元でボールを受けて相手のサイドバックに対して1対1を仕掛けることです。

ウィングの選手が認識しなければいけないのは、状況の正し理解、プレー中に有利な状況をつくれるようにすること。ときには、ディフェンスと中盤のライン間にあるスペースで受ける、また、タッチライン付近などの外側でボールを受け、相手サイドバックに対して1対1を仕掛けるプレーが求められます。さらに、ディフェンスの背後を取って、自らフィニッシュまで持ち込む、またはセンタリングをするという選択肢も考えなければなりません。

図1.ウィングの選手の為のトレーニングメニュー


アルビレックス新潟U-15 佐枝 篤 監督コメント

これまで、新型ウイルスの影響でサッカーから離れることを余儀なくされた選手たちが、少しずつピッチに戻り、躍動する姿を見せてくれることが本当に嬉しいです。
トレーニングを進めるにつれ、徐々にメソッド部門とも連携しながら、選手たちに新たな刺激を与えています。今回のトレーニングは、サイドのプレーヤーたちに、局面ごとに自分のポジショニング、特にピッチの幅を確保する点をどのように判断していくのかをコンセプトに取り組みました。
このトレーニングを通じて、各ポジションで特徴を発揮できる魅力的な選手に育ってほしいと思います。また、チームとしての各ポジションの機能を選手たちが理解することで、成熟度が向上していくことにも期待しています。


アルビレックス新潟U-15 友坂 海空 選手コメント

自分の得意な1対1の状況に、どうやれば持ち込めるのかがわかってきました。また、どのタイミングで中央のスペースに入るとボールを引き出せるか、サイドバックにスペースをつくる動きのタイミングが整理されてきたと思います。
ウィングとして試合に出場する場合は、特に相手コートでサイドバックからボールを受けるときに、今回のコンセプトを意識してプレーしたいです。


今回はウィングのプレーを中心に紹介いたしました。今後も毎月ひとつのメニューを掲載していく予定です。ぜひお楽しみにお待ちください。


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