アカデミー&メソッド部門:アルビレックス新潟U-15の選手がトップチームの試合を分析するアクティビティ(コー・ラーニング)

2021/6/14

530日(日)、トップチームはデンカビッグスワンスタジアムでFC琉球との大事な一戦を戦いました。両チームともに攻撃的なスタイルを持って戦うチーム。それに加え、守備の局面でも早くボールを取り返しにいくことをコンセプトにしているチームでした。リーグでも上位を争っているチームということもありますが、プレーの強度と質の高さがうかがえる試合でした。

アルビレックス新潟U-15の選手達は、デンカビッグスワンのスタンドで試合を観戦し、自分と同じポジションでプレーしているトップチームの選手達の分析を行いました。アルビレックス新潟U-15松下年宏コーチから、選手達へ活動内容の説明を行いました。



GKの選手は、2つのテーマに関して分析を行いました。攻撃ではディフェンスラインの選手達に対する継続のサポート、守備ではディフェンスラインの背後のカバーリングのケアです。



フィールドプレーヤーの選手達も同様に、2つのテーマを基に分析を行いました。守備では2つの状況で、相手チームのボール保持者がオープンかクローズな状況によって、どのようにマークを行っているか分析を行いました。攻撃に関しては、各ポジションの選手達がボール保持者の周りにロンボ(「ひし形」を意味する言葉で、ボール保持者に対して、前後左右にパスコースをつくることを意図したポジショニング)の形を形成できているかを分析しました。



自分と同じポジションでプレーしている選手達の分析を行い、気になったプレーに関するコメントをメモしていました。


ポジションごとの小グループに別れて、選手間でディスカッションを行いました。コー・ラーニングの活動では、先生・指導者のような役割がいるわけではなく、選手たちがお互いに考えた意見を共有し合い、集団の中で学びを深めていくことを目的としています。


試合の後半は試合観戦を楽しみ、最後の最後まで分からない展開となった試合を楽しんでいる様子がうかがえました。

上位対決の試合を指導者のような立場として、分析官として、ファン・サポーターとして楽しみながら、トップチームの勝利を見届けることができました。

アルビレックス新潟U-15 松下 年宏 コーチ

今回、コー・ラーニングをアカデミーの選手が行いました。
目的としては、自分と同じポジションの選手を分析し、プレーモデルの理解や、思っていることを主体的に発言し、ディスカッションすること。
アカデミーの選手達はポジションごとにグループを作り、試合を分析してハーフタイムや試合後に話し合い、それぞれ積極的に発言してくれていました。
目的を持って試合を観戦したことで選手達の表情からも、とても充実した時間を経験できたのではないかと思います。
この取り組みによって何かを学び、実行し、少しでも成長してくれることを期待したいと思います。



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