アカデミー&メソッド部門:サッカーサービスバルセロナ社による経過報告

2021/11/29

20219月、2021シーズンを通してメソッド部門が実施している内容をまとめた経過報告をサッカーサービスバルセロナ社が作成しました。


2021シーズンの目標を定めるために、まずはメソッド部門が提案し、ディスカッションを行い、話し合いを重ねました。提案した8つの目標に向けて、メソッド部門が活動していくことが決まりました。

・年代に合わせたプランニングに沿ってトレーニングを行う

・アカデミースタッフの成長に対して積極的にアプローチしていく

・アカデミーの選手間で価値を促進する

・Jリーグで2つ星、AFC基準で1つ星を達成できるようにサポートしていく(※)

・チーム、個人に向けてスタッフが設定したゲームモデルのコンセプトを落とし込んでいく

・“メイド イン アルビレックス新潟“のトレーニングスタイルの構築

・選手のパフォーマンスの向上のため、個人に対するフォローを行っていく

・近くにある外部の組織とつながることで、クラブをサポートする

Jリーグのアカデミーとして達成したい独自の評価基準が、日本の文化やサッカー環境に合わせて23項目設定されました。23項目からなる「評価基準」には、それぞれ4つの段階(1つ星〜4つ星)が設定されています。
自クラブのプロサッカー選手を育てられる仕組みを持つ「1つ星」から、世界をリードできるほどの選手育成の仕組みを持つ「4つ星」まで、Jリーグ各クラブのアカデミーは、それぞれの考えや計画に合わせ、どの星をめざすかを選び、Jリーグに登録します。Jリーグでは、各クラブのアカデミーがどの段階に達したかを確認し、評価・認定しています。

また、AFC(アジアサッカー連盟)でも、加盟チームを対象に基準が設けられています。AFCの1つ星とJリーグの2つ星が求める内容は、同等レベルとなっています。

すべての目標は、エコノアイデンティティの中にあるプロセスを基に考えられており、トークメイド、スマートフィールダー、コーラーニングとコミッティで成り立っております。

続いて、目標を達成するために行ってきた活動内容が記載されています。図に記載の通り、目標に対して「プロセスの達成」として、できたこと・できていないことが数値で表されており、「開始待ちのプロセス」に行うべき活動内容が書いております。「向上させるために必要な解決方法の提案」として、クラブとサッカーサービスバルセロナ社の会議によって決まった、今後行っていくアクションが記載されています。

行っていないアクションを今後どう行っていくかだけでなく、今後を見据えてどのようなアクションに修正した方が良いか、協議のうえ決められました。

アルビックス新潟 メソッド部門スタッフ オスカル ガルシア メソッド部門ディレクター

まず、アカデミースタッフと選手達のことを大前提に考え、その中で何をどのように発展させていくかを決めるために重要な会議を行い、メソッド部門はクラブが求めていることをどのように達成していくかを含め、活動内容に落とし込んでいきます。

会議でのディスカッションがあることで、次に行う必要があることがどういうことなのか、再度確認して前進していくことができます。今回の場合、シーズン開始時点で定めた目標に対して、どこを修正していけば良いかを中心に話し合いました。もちろん、当初定めた目標に対して修正する部分もあれば、実際に行うことが難しいだろうと思われる部分についても話し合いました。

常に念頭にあることは、クラブとサッカーサービスバルセロナ社が、アカデミースタッフと選手の成長のために戦略的に何を行うことが良いのかを考え、体現していくことだと思っています。



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