【フォト日記】早川史哉選手が新潟市立白新中学校で講演

2022/1/12

111日(火)に早川史哉選手が新潟市立白新中学校を訪れ、全校生徒約230人を対象に「夢に向かって挑戦」というタイトルで講演をしました。これまで早川選手が挑戦してきたことや、積み重ねてきた経験などを約1時間、語らせていただきました。

 

早川選手と共に登壇したのは、同中学校の梅津雅史教諭。梅津先生は2008年にアルビレックス新潟ジュニアユース(現U-15)のコーチとして、当時中学3年生だった早川選手を指導した経験がある方。梅津先生の丁寧な進行と、早川選手の熱い語り口調で、生徒は真剣な表情で話に聞き入っています。

 

中学生当時を思い出しながら話す早川選手は「サッカーを真剣にしているからといって、勉強も疎かにできない」と考え、ときにはジュニアユースの練習へバスで向かう車内、また練習で疲れて帰宅したときは、翌朝に早起きして勉強に取り組むなど、文武両道の意識で生活していたそうです。

 

中学から高校へと進学するということは、人生の岐路のひとつ。アルビレックス新潟ユース(現U-18)に進み、サッカーを中心とする生活を選択した早川選手は、「自分で決めたということは、最後まで責任をもってやり続けることが大切」と、これから人生の選択が待ち受けている生徒にアドバイスを送っていました。

 

また、人生において誰でも壁にぶつかるもの。困難が迫ったとしても、「なぜ自分にはできない、自分はダメだなと目が行きがちとなるが、これができたら自分はどのような姿になれるか、改善できる方法はないかという視点を持ってほしい」と、自身が急性白血病の入院を終え、できることを少しずつ増やしてきたことを具体例に、ポジティブな思考を持ってほしいと訴えていました。

 

さまざまな困難に立ち向かってきた早川選手は、最後に「難しい問題を抱えている人たちがいたときにそっと寄り添えるような優しさ、温かさを持った人になってほしい。人と人との繋がりや仲間との日常を楽しみ、大切に過ごしてほしい。そういう経験を振り返ったときに、きっと財産になっているだろうし、辛い時に支えてくれる仲間にもなってくれるだろう。なにより、自分自身の支えにもなる」と、優しさと温かさ、支え合いが重要だと伝えていました。

 

質問の場面では、プロバスケットボール選手を目標にしている33組の高田元気さんから、「プロサッカー選手として大切にしていることは」という問いかけがありました。早川選手は「もちろん結果が大切で、こだわっている。しかし、プレー以外でも影響力を持っていることも理解しなければならない。だから、選手としてということ以上に、まずは周囲の人の模範になることを大切にしてほしい」と、伝えていました。講演後、高田さんは「事前学習の時点で、プロを目指している自分として絶対に聞きたいと思っていたことが聞けた。スポーツ選手としての在り方が聞けて良かった。失敗から学び続ける姿勢やさまざまな考え方を持つことの大切さを知ることができた」と、目を輝かせていました。

 

白新中学校の皆さん、ありがとうございました!



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